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NAS電池を使用停止 日本ガイシ、事故受け顧客に要請
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日本ガイシが同社製のナトリウム硫黄(NAS)電池を使う顧客に対して、使用を見合わせるよう要請
していることが、24日明らかになった。9月21日に三菱マテリアルの工場で発生した火災事故の原因が
つかめないため。受注活動も一部でとりやめており、業績に影響が出る可能性もある。
火災を起こしたのは同社が2009年に生産し、三菱マテリアルが筑波製作所(茨城県常総市)で運転
していた製品。日本ガイシは事故調査委員会を設け原因を調査してきたが、「現段階で火災の原因が
つかめていない」(同社)という。
このため、使用中の顧客に運転見合わせを要請した。ただ、顧客によっては自社拠点の操業に不可欠
として使用を継続している例もある。日本ガイシ製のNAS電池は工場を中心に国内外で累計約170カ所、
30万キロワット分が納入されている。
関東地区では東京電力と共同で、その他の地域では主に日本ガイシが単独で手がけている受注活動
は、一部を除きとりやめている。
東北電力の能代火力発電所(秋田県能代市)に12年1月の運転開始を目指して納入予定だった8万キロ
ワット分も、今後の扱いを東北電と協議しているもようだ。
日本ガイシのNAS電池事業の売上高は12年3月期見通しで280億円と連結売上高の11%を占める。
▼ナトリウム硫黄(NAS)電池 ナトリウムと硫黄を電極に使う大容量の蓄電池。日本ガイシが東京電力
と共同開発した。工場などで料金の安い夜間に電気をためて昼間に放電することで電力料金を抑えられ、
非常用電源にも使える。日本ガイシが2003年に世界で初めて量産に着手。現在も同社だけが量産を
手がけている。
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