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もんじゅ再始動 進む最終試験
検出器誤作動対策を模索 <2>
「もんじゅの2次冷却系で、ナトリウム漏えい検出器が作動。漏えいの有無はまだ不明」
8月28日午後6時58分、最終試験開始を目前にした日本原子力研究開発機構の
高速増殖炉「もんじゅ」から発せられた第一報が、連絡網を通じて国や県、敦賀市、報道機関などの
関係者間を駆け巡った。
検出器は同月7日午後にも作動しており、この日で2回目だったが、1回目は最初から誤作動と
わかっていた。「今度は、本当に漏れたのか」。連絡を受けた誰もが思い浮かべたのは、1995年の
ナトリウム漏れ事故という“悪夢”の再来。5月に2次冷却系へナトリウムを再注入して以来、
懸念されていた事態だ。
検出器の元請けメーカー、東芝の広報担当者は「初歩的な人為ミス。下請けのメーカーも含めて
注意喚起していきたい」とコメントしている。
もんじゅが長期停止を余儀なくされたナトリウム漏れ事故の原因も、原発向けの特殊な部品では
ない汎用(はんよう)品の温度計さや管■の設計、施工ミスだった。事故調査班のメンバーだった
班目(まだらめ)春樹・東京大教授(原子力工学)は「メーカー側の配慮のない設計にあきれる思い
だった」と振り返る。
(2007年11月25日 読売新聞)
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