10/03/17 22:00:19
>>371 >>380 >>391 >>395 >>416 >>429
『エコノミスト』 2010年3月2日号
◇【特集】電池覇権
URLリンク(mainichi.jp)
第1特集:電池覇権
◇「電池を制するものが次の100年を制する」 蓄電池を巡る熾烈な主導権争い
URLリンク(mainichi.jp)
・「電池を制するものが次の100年を制する」 蓄電池を巡る熾烈な主導権争い ■大久保 隆弘
電池を制するものが、次の100年を制する――。電池関係者らが自負心を込めて、口にする
言葉だ。電気自動車の開発には、蓄電池が欠かせない。それは逆に言えば、画期的な蓄電池を
開発したものが、電気自動車の覇者になる可能性があるということだ。金融危機後、地球温暖化
対策と景気対策からスマートグリッドへの関心も一気に高まっている。ここでもキーテクノロジーは、
蓄電池だ。
(中略)
リチウムイオン電池は、材料自体の進歩や材料間の組み合わせがイノベーションに大きく関わっ
ており、この分野ですべての材料メーカーを備えている日本メーカーに優位性がある。しかし、米国
や中国は多額の公的資金を投入してこの分野の研究開発や事業化を国策として奨励している。
自動車用電池に関しては、勝負はこれからが本番、しかも予想される戦いは熾烈だ。
(中略)
韓国メーカーは、日本メーカーの研究者OBによる技術流出と豊かな資金力とスピーディーな
意思決定により蓄電池事業を立ち上げ、コスト競争力で市場をつかんでいった。韓国は90年代
初期に電池時代の到来を予期し、日本企業から盛んに情報を入手しながら莫大な投資を行った。
その筆頭が、サムスンSDIとLG化学である。
(中略)
「リチウムイオン電池の次もリチウムイオン電池」。蓄電池の将来についてのある研究者の言葉である。
リチウムイオン電池は、今後の研究次第で電池容量やパワーが数倍の性能に及ぶ可能性も高い。