12/06/19 13:52:04.67
>>557 でも私がこういう根拠(統計リサーチがなくても社会学だろう)っていうのは、
社会学の論文といわれるものをたくさん読まされて、
それが「社会学のテキスト」として編纂されてるのでそう考えざるを得ない、ってだけなんだよ
たまたま人種問題関係ばかり読んだから、法学部教授や人類学者の書いた人種関係エッセイも載ってる。
最近の博士課程の学生の研究論文もいろいろ読まされるけど、扱うテーマによっては
フィールドリサーチよりその他の分野のリサーチも多くなる。
たとえば最近Urban Villagersの邦訳本が出て絶賛されてるHarbert Gans(コロンビア大学の
社会学部長だった人…)の論文でも、21世紀米国の人種関係なんて論文があるよ、
それは一般的情勢をジャーナリスティックに書きながら自分の推論を文章で
論理的に展開してる「社会学論文」にすぎない。移民や人種関係史の論文はだいたい
そうだもの。一方に「黒人層のヘルスケアのベネフィット享受や、資産や収入などの
統計データ」みたいな、きわめて統計調査の結果に終始する論文があって、
その一方でそういったものを総括して眺めるような、論理的な展開に終始する論文があるわけ…
いくら社会学のクラスのリーディング教材になっていても、社会学者が書いたものでも、
それは社会学の論文ではないというわけ?…