12/05/15 01:07:51.16
(補足):ジンメル(日本語WIKI)の抜粋
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「初期ジンメルが形式社会学を提唱することになった背景は、オーギュスト・コント
以来の総合社会学が、学問としての独自性を確立することなく、すべて
の学問を包み込む総合科学としての立場を強調していたことに対して、
社会学以外の専門分野からの批判を強く受けていたことが挙げられる。
つまり、社会学は他の学問分野をつなぎ合わせただけで実体がないとい
う批判を受けていたのである。
19世紀後半より資本主義社会の複雑化・高度化が進んでいく中で、
学問もそれに伴って専門化の傾向が顕著となってきており、そのよう
な状況にあって初期の総合社会学は時代遅れの学問とみなされるよう
になってきていた。
特殊科学としての社会学の提唱 [編集]
このような背景にあってジンメルは、他の学問にはない社会学独自の
研究対象を模索する中で、人間相互の関係の形式(社会化の形式ある
いは心的相互作用)に注目し、これを社会学が扱うべき対象であると
考えるようになった。
社会化の形式あるいは心的相互作用とは、人間が目的や意図をもって
他者と関わる行為のあり方のことであり、具体的には、愛情による
親密な関係、憎悪に基づく敵対関係、社会的地位によって結ばれる
上下関係などが挙げられる。これに対して、政治、法律、経済、宗教
、芸術などは「内容」から分類された学問分野だとして、「形式」の
観点からそれらに横断線を引く学問として社会学を位置づけた」…