12/05/06 11:59:49.76
>>360
> マルクス主義における、史的唯物論など、進歩主義・科学主義的側面はおおむね捨てられたが、
そこは分析的マルキストの(特にコーエンあたりの解釈を含めた)傾向であって、
それはマルクス主義から政治哲学へのシフトをもたらしている。
ノージックやロールズらの行った議論の土壌にシフトしたマルキストの傾向で、
純粋に政治哲学の合理的設計の問題へと議論を移してきている。
伝統的なマルクス主義(特にエンゲルス主義)にあった科学技術至上主義的進歩史観を
コーエンは批判し、けっきょく見切りをつけている。
しかしこれは西側のマルクス主義の傾向。
中国あたりはおそらく、史的唯物論にあった科学技術至上の進歩主義を全く棄てていない。
これについてはどう思われます?