12/05/04 12:11:20.98
>>347
> 本来は経済学などもそうなのだがどうしてもイデオロギーが入ってしまう。
どうして、どうしてもイデオロギーが入ってしまうのでしょうね。
てか、そもそもイデオロギーとは何でしょう。
マルキストあたりは、イデオロギーとは利害に準拠して立てられる命題だと言います。
> 経営学ですらそうだ。会計学までは客観的事実。
> そこからの短期的利益だ、株主至上、労使関係だといった瞬間から学問ではなくなっていく。
そこは曖昧な言い方ですね。
短期的利益だ、株主至上だ、労使関係だのどこが学問・科学と相容れないというのでしょうか。
マルキストらが言うように、それらが誰かの利害を追求しているからですか?
しかしそれは経済学だけに限りません。
現に自然科学の研究者たちも会社に雇われたり国に雇われたりして開発を行っています。
科学そのものとその利用とは全く別個のものとして切り離して定義されねばならない
と考える立場がありますね。これは広く一般に受け入れられている認識でしょう。
例えば原子核に関する物理学的知識はその利用(核兵器開発、原発開発など)とは独立のもので、
したがってその利用についての責任までも科学者は負っていないという考え方です。
利用というからにはなんらかの(あるいは誰かの)利得・利益、つまり利害目的を指向している。
しかし科学とは本来、そういう利害判断に対して中立であるというわけです。