12/04/25 14:24:06.06
>>291
アンケート設計だけで実は知識を総動員します。
「はい、いいえ」型のYes or No方式だと「どちらかといえばはい」
「どちらかといえばいいえ」という消極的賛成や反対を考慮していません。
実は政治学ではこの部分は特に意識します。だって世論調査、政党支持率、内閣支持率は政治を大きく左右しますから。
こういう部分が社会学には抜けてるのです。
意図的に支持されて無い内閣が「誰も適任がいないので」賛成という人が全員積極的に賛成していると思ったら大間違いなのです。
「アンケートは誰でも出来るもの」じゃありません。社会学者なのにこう言った言葉を平気で吐く人間が多数います。
高尚な哲学談義こそ学問だという態度ですが本家の哲学からは社会学は笑われる存在です。所詮は専門家外なのです。
そんな事やってるお暇があったらアンケート設計を議論したほうがよっぽど『有意義』です。
アンケートに出ないものはどうやって調査するのかとしきりに聞く人がいます。
何のための質的調査なのでしょう。
ここでまたテーゼを出します。
4:質的調査、参与観察は正当なる社会調査にして重要な社会調査である。
5:社会哲学は哲学として尊敬すべき分野である。
6:アンケート設計は非常に重要である。
7:多変量解析、重回転分析で読者を煙に巻く行為は社会学者として慎むべき行為である。
8:誘導尋問、誘導調査、データ改ざんは即社会学者失格である。