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> <評>国立大劇場「金門五山桐」、日生劇「染模様~」 2010年3月20日
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> 花形役者の活躍する異色作品二つ。国立大劇場の盗賊石川五右衛門を主人公にする「金門五山桐(きり)」と、
> 日生劇場のボーイズ・ラブの世界を描く「染模様恩愛御書(ちゅうぎのごしゅいん)」。
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> ◆「金門五山桐」 橋之助が2役好演
> 「五山桐」は長編をカットしているだけに、いささか筋の通りの悪さ、演出の工夫不足が残る。
> 前半は、五右衛門の父宋蘇卿(そうそけい)が天下を狙う展開。後半が遺児五右衛門の物語。盗人としてより、
> 父の敵真柴久吉との対立が描かれる。二人が対面する「山門」はその頂点。
> 念願だった二役を、橋之助は立派な柄を生かして好演。四幕目の世話場「大仏餅屋(もちや)」の盛り上がりのなさが
> 全体に響くが、幕切れの葛籠(つづら)を背負った五右衛門の宙乗りは大喝采(かっさい)。
> 切の「桃山御殿」で五右衛門が久吉に向かい、「天下を奪った大盗賊」とののしるのが、本作品独特の主張。
> 扇雀のおりつ、亀蔵の久次、萬次郎の蛇骨婆が面白い。二十七日まで。
((略))
> 私の歌舞伎評担当も今月まで、長い間お読みいただき、ありがとうございました。(近藤瑞男=共立女子大学教授・演劇評論家)
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> 来月から演劇評論家の長谷部浩さんに担当していただきます。