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ステルス機“圧勝”性能、経費でも最高点
航空自衛隊の次期主力戦闘機（ＦＸ）がＦ３５に決定した２０日、防衛省は評価項目ごとに採点した選考結果を公表。
ステルス13 件機能に優れた次世代（第５世代）戦闘機のＦ３５が性能に加え経費、メンテナンスの項目でも最高点を獲得、対抗のＦＡ１８、ユーロファイターに“圧勝”していた。
防衛省や空自は（１）性能（２）経費（３）国内企業の製造、修理への参画（４）メーカーによるメンテナンス－を評価項目として１００点満点で採点した。
（１）の性能では、Ｆ３５は飛び抜けて高いステルス13 件性のほか、最新のレーダーや僚機と情報共有できる「データリンクシステム」も装備。
航続距離も長く、米海軍の主力機で運用実績が豊富なＦＡ１８や、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）軍の対リビア作戦に参加したユーロファイターと比べ高い評価を得た。
一方（３）では、日本企業のライセンス生産について「９５％以上の部品で可能にしたい」としていたユーロファイターが最高得点。
高性能のため“ブラックボックス”が多く、情報開示が難点とされたＦ３５が劣った。
（２）では、Ｆ３５が機体購入費、燃料費ともに次点だったが、空自と同じ空中給油方式を採用して追加経費がかからないとして、全体として最高点を獲得した。
（４）は３機種とも拮抗（きっこう）したが、故障部分をより詳細に特定できる機能を持つＦ３５が、ＦＡ１８、ユーロファイターよりも上回った。（共同）
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