12/07/27 11:11:49.81 0
全知全能を謳われたソロモン王も永い過去の歴史、永い未来の歴史を前にして
自分の事業、その大成も儚く消えていく一瞬に過ぎない現実に無力感を感じて
狂気に堕ちていった。(彼は頭がよかった故、時間軸に対する視野が広すぎた
だからニーチェは永劫回帰という概念を、物理学的に無理があるのを承知で、
心理学的必要性から提案したんじゃないかな。
自分が生まれたときに世界は生まれ、自分が死ぬときに終わる(巻き戻される
永劫回帰の最初から最後まで世界と自分が一体化する時間軸に対する視野の狭さが
自分という存在の重要感を生じさせ、無力感を吹き飛ばすのだろう。
だから永劫回帰なんてのは、努力は報われるとか、そういう自分を奮い立たせる
ためのスローガンに過ぎないと見ていいのだ。