12/03/08 02:19:44.59 0
何だかんだ言っても、宮台真司を論破したのは流石。
『ためらいの倫理学』より
宮台は「知っている」と言う事で自らの知的威信を基礎づけている。
「知っている」と言うことが知的人間の基本的な語り口であると
多分思っている。
ところが、私はそういうふうに考えることが出来ない。
「私には分からない」というのが、知性の基本的な構えであると
私は思っているからである。
「私には分からない」「だから分かりたい」「だから調べる、考える」
「なんだか分かったような気分になった」
「でも、なんだかますます分からなくなってきたような気もする……」
と螺旋状態にグルグル回って、いるばかりで、
どうにもあまりパットしないというのが知性の一番誠実な様態では
ないかと私は思っているのである。」