14/05/16 21:49:53.62 o+Vs9KkM
>>44
ほかの人が興味なさそうだからレスしなかったんだけど、まぁいいや
まず、電解コンデンサ=質が悪い、というのは高域の信号成分(数十kHz以上)に対してだけです
コンデンサメーカの周波数-インピーダンス特性を見て下さい。低域は綺麗な直線です
また、質を落とさずに数十~数百uFの容量を容易に安く作れます
一方、フィルムコンは質が良いと言われますが、こちらは容量の大きなものほど質が落ちます
なぜなら金属箔と絶縁フィルムを沢山巻いて容量を稼ぐだけなので、大きい容量ほど箔抵抗とL成分が
付くからです。フィルムコンで数十~数百uFクラスの高品質なものはツィータ単体より高いのです。
たしかEpiconは低域用に120uFのコンデンサを使ってますが、無極性電解コンデンサです
実際、ウーファから音が出る帯域(~数kHz)では電解コンデンサで音質的に十分なわけで
メーカがそれで音合わせしている以上、十分だと思いませんか?
でもネットワークの低域にもフィルムコンを使っているメーカも実際あります。JBLやATCです
電解コンデンサは20年持つかどうかです。フィルムコンはいくらでも持ちます
コンシューマ向けSPを作るDALIなどはSPのメンテナンスを本体ごと行うのが基本なので
ネットワークが傷んでいたらSPユニットと一緒にメンテする発想です。一方、スタジオ用SPは
SPユニットを定期的(10年くらい?)に交換するかわりにネットワークは替えません。
なのでネットワーク部品は音質ではなく耐久性を最優先するためフィルムコンを使うわけです
べつにMMを擁護するつもりは無いですが、手を抜いてもよいところは抜いて、コストを
うまく配分するのがよいんじゃないですかね