13/03/31 05:09:00.98 UIriJwI+
IDSS が時間とともに動かず安定していたということなら、単純に次のようなことである。
J-FET の Vp には正の温度係数、 gm には負の温度係数があるので、
Vp が特定の値ならちょうど VGS=0 付近で ID への影響が打ち消し合い、
つまり IDSS が特定の値であれば IDSS の温度係数がほぼ0になる
(IDSS がそれより小さければ温度係数は正になり、大きければ温度係数は負になる)。
単にそのサービス用パーツの IDSS ランクが温度係数が0になる付近だったのだろう。
誤解されると困るのだが、上記は IDSS つまり VGS=0 における ID の温度係数が0になるというだけのことで、
VGS=0 でない場合の温度係数は0にならないし、 VGS=0 でも gm の温度係数は0でなく負であり、
特別に素晴らしいことではない。
J-FET はほとんどの場合 VGS<0 で使うので、 VGS=0 での ID の温度特性が0でもあまり意味はない。