12/08/21 20:13:55.10 J1cGcknO
わがSX-500はVICTORオリジナルとは全くの別物。
ましてや最終版のSX-500DEは安易にバスレフに逃げた。
密閉箱の低域のキレを失ったのだ。
オリジナル箱の素材ではユニットの性能の半分も出ていないが、チーク無垢箱
はそのポテンシャルをほぼ100%引き出している。
8~13cmの小口径スピーカーでは豊かな低音再生は期待できないと思っている方がいたら、それは大きな誤解である。
高性能ドライバー(スピーカーユニット)と高品位なエンクロージャー(箱)があれば、
ハイエンドなフレーバーを感じることが出来ると思う。
私は「スピーカーシステムは楽器」であると考えている。
「スピーカーはユニットから音がでる」と思っている方がいる。
半分正しくて、半分間違いである。
ユニットから音が出ているが、箱やバスレフポートからも音が出ている。
箱とユニットが協働して音が出ているというのが正しい。
ユニットを裸にして音出しをすると分かる。
実に情けない音しかしない。生まれたばかりの赤子の叫びのような音しかしない。
箱に入れてはじめてまともな音がするのがスピーカーシステムなのだ。
響きとは「心地よい振動」のことを指す。
逆に気持ち悪い振動とは「響き」ではなく「ビビり」である。