11/11/05 00:42:09.45 57cjn3aB
ハーマン以外でJBLのDD66000を置いてあるのは同じ4階フロアーのアキュフェーズのブースです。
S4700は他のブースでは見ませんでした。
今回は逆にアキューフェーズブースのDD66000があまり良くなかった。
と言うのも、今回アキュフェーズブースにはハーマン提供のDD66000の他にアバロンのダイアモンド
と言うスピーカーが置いてあり、このアバロンには新型のE-460プリメインにDP-510型CDプレーヤーの組み合わせ。
このシンプルな組み合わせの音が結構良く、綺麗で滑らかな印象がありました。
それに対してDD66000の方は、DP-900とDC-901プレヤーの組み合わせはともかく、プリの次にはデジタルイコライザー、
デジタルチャンデバ、マルチアンプの高音部はブリッジ接続など、優秀?なアンプ陣を豊富に使う、
私にとっては嫌いな方向のシステム構成に行ってしまったからです。
ですから、スピーカーから出て来る音も瑞々しさが減った能動素子の音を多量に感じさせる音でした。
さて、肝心のS4700ですが、似た構成の4365と比べて値段の違いだけの分は有ります。
共にカットモデルが展示されていますが、ネオジウム磁石である事差し引いても磁気回路はかなり小ぶり。
磁気回路の強力なシステムと比べると若干マイルドな印象は否定できません。
しかし、直径5cmの振動板と言えどもクロス800Hzと開口の大きなホーンとが相俟って、
充分にコンプレッションドライバーの魅力を堪能させてくれます。
さらにJBLは音の癖が少なくなった、と言われてかなりの年月が経ちますが、現在は逆にJBLは最も癖の少ない音
と言える感じがします。
そして、一番印象に残った事を一つ。
金曜日のショーの最終時間帯にハーマンブースに居た私ですが、係員の方が最後のCDとして、
ジャズのスタンダードナンバーの「シング シング シング」を掛けてくれましたが、最初のバスタムの一発!
コレなんですよ。大口径ウーハーを大きな容積のエンクロージャーに入れたオーソドックスなシステムの魅力は。
バスドラ、バスタム、タムタムの一発を本田圭祐のキックの如く風圧で感じさせてくれるところが、
大口径ウーハーの替え難い魅力なのです。
定価470000円は決して安くありませんが、末長く使える真面目なシステムだと思います。