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国立遺伝学研究所ホームページ
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日本人の起源
集団間の近縁度をみる尺度として、塩基多様度のネット値（DA）というものを利用することができる。
この値が大きいほど二集団間の遺伝距離は遠く、小さければ遺伝距離が近いと理解していただきたい。
八集団（アフリカ人、ヨーロッパ人、アメリカ先住民、アイヌ、中国人、琉球人、韓国人、本土日本人）
において総当たりで計算したDAの値の分布を調べた。
アフリカ人は、他のどの集団と比較しても大きな遺伝距離をもっている。
これとは対照的に、東アジアの五集団は、それぞれの集団間の遺伝距離が非常に小さい。
特に、韓国人と本土日本人の二集団間の遺伝距離はゼロであった。
やはりこの分析でも、韓国人と本土日本人は遺伝的にきわめて近縁な関係にあることが明らかとなったのである。
国立遺伝学研究所 遺伝学電子博物館 「ＤＮＡ人類進化学」
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