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大阪府八尾市の一般ごみ収集許可を得た清掃会社2社の売却を持ちかけ現金2000万円をだまし取ったとして、
大阪府警捜査4課は29日、職業不詳の丸尾勇容疑者(66)=八尾市若林町1=ら2人を詐欺の疑いで逮捕した。
府警によると、丸尾容疑者は、2社が加盟する任意の清掃組合の運営を実質的に取り仕切っていた。丸尾容疑者は容疑を
否認しているという。
他に逮捕されたのは、うち1社の実質経営者とされる韓国籍の文政英容疑者(46)=大阪府大東市灰塚3。
容疑は2012年春ごろ、50代の解体業の男性に「名義を替えた翌日から清掃業ができる」と虚偽の説明をして、
清掃会社2社の売却代金として2000万円を詐取したとされる。
府警によると、八尾市の規定で、一般廃棄物収集運搬業の許可を得た会社を相続する場合、親族などに限られる
と定められている。丸尾容疑者らはこのルールを知りながら、対象外の男性に売却話を持ちかけたという。また2社は
有限会社だったが、男性に「会社の株式をすべて譲渡する」と記載された虚偽の契約書も渡していた。
丸尾容疑者は毎日新聞の取材に「元々は部落解放同盟大阪府連合会支部幹部だったがもう辞めた。今は任意の人権団体を
設立し、会長をしている」としていた。
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