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ロシアメディアのボイス・オブ・ロシア中国語版は１５日、８月に黒龍江省ハルビン市で行われる「ハルビン・
サマー・コンサート」で、中国が安重根を称えるミュージカルを上演する予定と伝えた。上演に向けた準備は
すでに最終段階となっており、記事は「ミュージカルには韓国人が参加する可能性もある」などと報じた。
「ハルビン・サマー・コンサート」で、中国が安重根を称えるミュージカルを上演することについて、
ロシア科学院極東研究所のアスモロフ氏は「安重根の歴史的役割を伝えるだけでなく、一種の宣伝手段として利用される」
と指摘。
さらにアスモロフ氏は、安重根を称えるミュージカルは「まさしく政治的行為」であり、その目的は「日本に打撃を
加えると同時に、中国と韓国が日本に対抗するうえでの団結を示すこと」にあると分析した。さらに、１４年１月に
ハルビン市に安重根記念館が開館した際に日本政府が中韓に抗議したことに触れ、「今回のミュージカルも日本を
怒らせることになるだろう」と指摘した。
また、安重根に対する日本の見方として、アスモロフ氏は「日本の歴史上でもっとも優れた政治家の１人を殺害した
テロリストであり、殺人犯」と紹介する一方、「中国と韓国は慰安婦問題や南京大虐殺など、日本に圧力をかけるうえで
歴史の活用法に長けている」と論じた。
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