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「被害を受けた女性へのオマージュ(敬意)として私は彼女たちのポートレートを撮影した」。オランダ在住の写真家、
ヤン・バニングさん(61)がこの秋、東京で「Comfort Women(コンフォート・ウーマン)」展を開催。戦時中、
「慰安婦」にされたインドネシアの女性たちのまなざしをとらえた16点を展示した。
オランダ領東インド(現インドネシア)出身の両親を持ち「祖父と父が旧日本軍による強制労働の被害を受けた」という。
父を含めた強制労働の被害者らの撮影に力を注いだ。2007年からは元「慰安婦」の撮影を手がけ、同じころ、
被害女性への聞き取りを始めたオランダ人ジャーナリスト、ヒルデ・ヤンセンさんと連携して事実を伝えるプロジェクトを
展開している。同展は米独仏などを巡回した。
日本での展示を企画した「女たちの戦争と平和資料館」(東京)では、インドネシアの被害女性に焦点を当てた
特別展(来年6月26日まで)で、バニングさんの作品も使っている。
【明珍美紀】
毎日新聞 2015年10月31日 (ソース元に画像あります)
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