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(>>1の続き)
愛知県内のアパートは家賃四万円、最低限の収入を確保するために動くのは月五日程度。読書家であり、空いている時間は一日中
本を読んでいるか、ネットに向かって反韓、反中のつぶやきをしている。
?最終学歴は名古屋大学大学院の修士課程で、意識的に半分無職という生活を送っていた。
「働くのが嫌ではないけど、必要以上に稼ごうとか、いい生活したいとか全然ない。最低限の衣食住できて、読書できればいいって
ずっと続けちゃっている。月五日働いてお金貯まったら家賃を払って、残り二十五日は読書するみたいな生活。読書が最優先って
生活したら結果的にそうなった。
僕らの世代はフリーターとか自由にやろうってことが流行った時代で、子供の頃から大学卒業して就職、結婚して家庭を築くみたいな
ことはできない人間だって自覚があったので、不満も不安もまったくないですね。働かないで生きているんだから、恵まれているくらいに
思っていますよ」
名古屋大学院卒業後、一度だけ就職した。やりたい仕事もなく、アルバイト先から誘われた警備会社にそのまま正社員として就職した。
正規雇用された警備会社で大きなトラブルを起こしている。
「コンピューターに詳しいってことで、正社員になって。すぐに経営陣とトラブルを起こした。僕のせいで会社潰したんです。警備業界は
コンプライアンスなんて誰も守っていないブラックな業界で、本来警備業法で決まっている様々なことがある。会社に入ったばかりで
なにもわからないで、あれとこれがあれがコンプライアンス違反って経営陣に噛みついた。今思えば若気の至りだけど、当時は心から
許せなくて警察と税務署に内部告発して新聞沙汰になって倒産しちゃった。警備会社は炙れ者とかドロップアウトした人たちのセーフティ
ネットとして機能している業界で、社会に本音と建前があるっていうことを当時はわからなかった。自己満足な正義感だけで暴走して、
本当にたくさんの人に迷惑をかけた。その会社を倒産させちゃってからは、今のような半ニート生活です。もう一六年も経っている」
宮田氏はスキンヘッドで性欲が強そうな風貌である。とても童貞にはみえなかった。
「童貞ですか?」と確かめると、彼は大きく頷いた。中年童貞であることはオープンにして、女性と接触ができなかった理由も自覚
している。そのせいか、それが大きな悩みといったわけではないようだった。
中年童貞はオタク系の男性が象徴しているが、正義感が強くて真面目な男性が多い。それに加えてコミュニケーション能力が低いので
融通が利かない。
不正や特権、既得権などに敏感で、人間関係が希薄なので時間があり、居場所がネットにある人が多い。韓国人や中国人がおかしい
とチャットで議論をしているうちにレイシストになってしまう。
「ネトウヨには中年童貞がメチャメチャ多いですよ」という状況のようだ。
■頭はよいけれど融通が利かない正義感がネトウヨ活動へ
宮田氏は就職した会社で正義だけを主張して暴走し、会社を倒産させるまで追いつめる攻撃性がある。その傾向は確かに中年童貞の
ネット右翼にリンクしている。
日本は法治国家であり、当然個人や法人はコンプライアンスは守らねばならない。しかし、厳密に突き詰めていくとキリがない。例えば
道路交通法違反があっても、自分で安全を確認して赤信号は誰でも渡る。法人は法令順守が利益をだしてくれるわけでないので、
どの業界にもある程度の本音と建前がある。正義や権利だけを主張していたら、会社はとてもまわらなくなる業界は多い。
融通が利かなくて正義感の強い宮田氏は、子供の頃から社会から孤立していた。そして四十四年間、童貞を維持している。
「子供の頃からなにも変わってないですよ」
そう言っている。
(さらに続きます)