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カナダと米国を歴訪中の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の行く先々で、現地在住韓国人の一部が朴大統領を非難するストーカーまがいの抗議行動を続けている。
21日にカナダのオタワで行われた首脳会談の直後には、別の場所に移動する朴大統領の車の後を、プラカードを持った4-5人の活動家がしばらくついていった。
朴大統領が国連総会で基調演説を行うためニューヨークに到着した23日には、韓国総領事館と国連本部周辺で朴大統領の退陣を求めるデモが行われた。中には大統領を名指しし「今すぐ死ね」などと激しい口調で悪態をつく様子も見られた。
彼らが持っていたプラカードに書かれた言葉は、文字にすることができないほど下品で、なおかつ常識では理解し難いような誹謗(ひぼう)中傷ばかりだった。
これまで生涯を独身で過ごしてきた女性の大統領に対し、性的な表現を使って侮辱することも全くためらわなかった。
また旅客船「セウォル号」沈没事故については「大統領府が指示し、国家情報院が脚本を書いた」といったとんでもない陰謀説まで主張した。
事前にデモの計画が公表されていた在米韓国人の主婦向け生活情報サイト「ミッシーUSA」の掲示板には、ニューヨーク・タイムズなどの主要メディアに朴大統領と韓国政府を非難する広告を掲載するための募金運動が今年5月から行われていた。
また北朝鮮の主張をそのまま伝える「民族通信」というサイトの管理者が北朝鮮を定期的に訪問し、問題のデモに計画段階から関与していたことも確認されている。彼らは北米に住む500万人以上の韓国系住民の中ではごく一部だ。
現地の韓国系団体によると、米国やカナダに在住する韓国人たちはほとんどが日々の生活に忙しく、このような活動を組織的に行うのは難しいという。
彼らのような少数の韓国系住民によるデモは、表面的には朴大統領への抗議行動のように見えるが、主張をよく聞いてみると、大韓民国と韓国人の名誉を傷つけようとしていることが分かる。
彼らは自分たちが立ち上げたブログなどを通じ、韓国政府と大韓民国そのものを攻撃する正体不明の文章を紹介し、それを「有力な外信の報道」として数年前から翻訳し広めてきた。
韓国の複数の左派系メディアはこの種の書き込みを国内に広め、その結果、韓国国内には海外から発信されたさまざまな怪しいニュースが広まるようなこともすでに起こっている。
しかし大韓民国は、そのようなレベルの低い主張や常識以下の行動で動揺するような国ではなく、また現地でも彼らの主張に耳を傾ける人はほとんどいない。
彼らの行動は自分たちのルーツである母国を侮辱するものであり、大韓民国を独裁国家でもあるかのように宣伝するものだ。だが今の大韓民国では大統領や政府を批判することもできるし、またその権力を恐れて顔色をうかがうような独裁国家ではない。
ただし彼らの情けない活動がそのまま韓国国内でも報じられているのは厳然たる事実だ。このような少数の在米韓国人による問題行動に対しては、現地の韓国人社会全体が自浄能力を示さねばならないだろう。
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