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◆小学校から刷り込まれる中国「反日教育」の驚愕現場
中国遼寧省瀋陽市の日本総領事館は１７日、満州事変の発端となった
１９３１年の柳条湖事件から８３年の１８日に、一斉行動をするよう
賛同者に求める書き込みがインターネット上などであったとして、
同市の邦人らに安全確保を図るよう注意を呼び掛けた。
中国では幼少時から学校の授業で「愛国主義教育」を徹底的に叩き込まれるが、
その内容は「愛国」というよりむしろ「反日」「抗日」と呼べるもの。
そのため何かあると反日デモを始めるのだ。
中国人ジャーナリストが、その恐るべき“洗脳”の実態を明かした。
総領事館によると、インターネット上に「『クラクションを鳴らして』という
プラカードを掲げるよう」との書き込みがあった。
柳条湖事件を記念した２０１２年の式典の際は同市を含む多数の都市で、
直前の日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化に抗議する大規模デモが行われた。
また、中国メディアが１７日までに報じたところによると、上海市閘北区にある
私立の幼稚園が６月、卒業式で日本の「軍艦マーチ」を流し、責任者が停職処分を受けた。
報道によると、英語でも授業を行うこの幼稚園は、卒業式で児童による小太鼓の演奏が
行われた際に、ＢＧＭとして軍艦マーチを使い、その映像がインターネット上に流れた。
軍艦マーチは旧日本軍の行進曲で、中国では忌避されている。
選曲した担当の教師は、音楽の背景について知らず、リズム感を考慮したとしているが、
幼稚園の理事会は責任者を停職処分とすることを決定。
園長も謝罪の意を示した。
閘北区教育局は今後、愛国主義教育を強化し、教師の政治意識を高める方針という。
中国の愛国主義教育とは何か。中国人ジャーナリストの程健軍氏は
「中国共産党が提唱し、中国の全公民に対し、愛国思想と理念を植え付けるための
教育宣伝活動です。その目的は、グローバル化による外国文化の影響や、
カルチャーショックから、中国の優秀な伝統的な文化を守り、中国の青少年が
歴史や文化を理解認識し、国への忠誠度を上げることにあるとしています」と説明する。
具体的には、まず小学生から「思想品徳」という科目を勉強する。
日常生活での愛国習慣やルールが、どのように社会や国に影響するのかを
叩き込むのだという。
中学生になると「愛国主義」が加えられ、高校生では「愛国政治」も加わる。
これらは高校入試や大学入試の受験内容の重要な一部分になっている。
「つまり、声高に愛国主義を唱えない学生は、一流校に進学できないことになります。
彼らが抗日デモなどに参加するのは、愛国教育の科目で高得点を得て、
受験を有利にするためだと言われています」と程氏。
たとえば、小学校で行われている授業の内容の一部は以下のもの。
「反日活動は子供からすべきだ。中国人として歴史を忘れるな。
中華を愛せよ。尖閣諸島は中国の領土だ。
日本は何をしてもこの事実を変えることはできない。
もしまた中国を侵略したら、無慈悲な打撃を加えるだけだ。
日本からもらったつらい歴史を忘れることなく、中国人は奮い立たないといけない。
瓦全（何もせず生きながらえること）よりは、玉砕を選ぶ。日本からもらった苦しみを
倍返しにするのだ」
東スポWeb 2014年09月19日11時00分
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