14/09/11 15:28:28.71
中国新聞社ワシントン支局によると、米国で始まった中間選挙戦では、中国系立候補者の増加が目立つ。これまで中国系アメリカ人
にあった「政治には関心をもたず、商売に専念」とのイメージが覆りつつあるという。
米国大統領の任期4年であり、就任2年後に実施される選挙を中間選挙と呼ぶ。上院議員の3分の1、下院議員全員が改選となり、
あわせて任期が満了した州知事の選挙などが行われる。投票日は11月上旬だが、その前に民主党・共和党の候補者選びなどがあり、
かなり早い時期から選挙戦ムードが高まっていく。
中国新聞社によると、テッド・リォウ(劉雲平)氏は中国系米国人として3人目の下院議員になる可能性がある。さらに、ロードアイランド
州知事には中国系として初めてアレン・ファン(馮偉傑)氏が就任する可能性があるなど、全国的にみて中国系の立候補者は枚挙に
いとまがないという。
テッド・リォウの場合、カリフォルニア州第33選挙区からの立候補となる。同選挙区には18人の立候補者がいるが、民主党に属する
リォウは共和党候補者1人に次ぐ第2位の支持率だ。カリフォルニア州には中国系の住民が多く、リォウ氏は民主党支持者の票を基礎
にして、今後は共和党支持の中国系住民の票も加えていくと予想され「すでに有利」との見方もある。
ファン氏の場合、ロードアイランド州知事選で民主党候補者になるための予備選を接戦で勝利した。相手候補は白人だが、北京大学に
留学して法律を学んだ経験があり中国語ができる。妻は中国系米国人。双方が中国系住民の票を取り込もうとしたために接戦になった
という。いずれにせよ、ロードアイランド州知事選の民主党の予備選挙は、「中国色」が極めて濃厚になった。
カリフォルニア大学バークレー分校で、米国におけるマイナーエスノロジー(少数民族)系住民の研究実績がある王霊智氏によると、
カリフォルニア州では現在のところ、中国系住民十数人が公職選挙戦に出馬している。
王氏によると、中国系住民が選挙戦に出馬しはじめたのは1980年代で、当初は地方における教育委員など地域社会に結びついた
公職の就任を目指したが、現在では連邦議会選挙に立候補する者も出てきた。
今後、相当に長い時間が経過してからとの条件つきではあるが、中国系住民が米国大統領に就任する可能性も否定はできない。
王氏、歴史の法則という観点からも、中国人米国人グループが自らの権利を獲得しようという過程と、米中関係の発展には、非常に複雑な
「絡み合い」があると主張。そのため、中国系住民が米国大統領になる可能性は排除できないが、実現するかどうかは何とも言えないとの
考えを示した。
ソース:サーチナ 2014-09-11 14:33
URLリンク(news.searchina.net)
続きます