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韓国の小・中・高校の教育環境は、依然として先進国レベルに達していないということが明らかになった。しかし、韓国政府の財政支援
拡大などにより、先進国との格差は縮まっているという。
経済協力開発機構(OECD)は今月9日、加盟44カ国を対象に調査した「2014年OECD教育指標」を発表した。調査によると、韓国の
1学級当たりの児童・生徒数は、小学校が25.2人、中学校が33.4人で、OECD平均(小学校21.3人、中学校23.5人)よりそれぞれ3.9人、
9.9人多かった。1学級当たりの児童・生徒数が韓国より多かった国は、小学校はチリ(30人)、日本(28人)、イスラエル(27人)で、
中学校は1カ国もなかった。教師1人当たりの児童・生徒数も、小学校では18.4人、中学校では18.1人、高校では15.4人となり、OECD
平均(小学校15.3人、中学校13.5人、高校13.8人)よりいずれも約3人多かった。
しかし韓国の教育指標は、全般的に見ると少しずつ改善されていた。1学級当たりの児童・生徒数は、昨年と比べ小学校は1.1人、
中学校は0.6人減少し、OECD平均との差も小学校で1.2人、中学校で0.9人縮まった。教師1人当たりの児童・生徒数も、昨年と比べ
1.2人(小)、0.7人(中)、0.4人(高)減少した。これは、2005年の数字に比べ9.6人(小)、2.7人(中)、0.6人(高)減ったことになる。
「若い教師」の割合は、小・中・高の全てでOECD平均よりはるかに高かった。小学校の場合、韓国では20-40代の教師の比重が
84%に達したが、OECD平均では30・40・50代がほぼ均等に分布していた。
教育条件の改善と並んで、政府が教育に投資する財政規模も、例年より高くなった。韓国の公教育費のGDP(国内総生産)比は
7.6%で、OECD平均(6.1%)より高く、デンマーク(7.9%)、アイスランド(7.7%)に次いで3番目となる。05年の数字(GDP比6.7%)と
比べると約1ポイント増えており、この増加幅は、OECD加盟国の中ではニュージーランド、アイルランド、チリ、カナダに次いで5番目
に高い。
公教育費全体に占める政府負担の割合も、韓国は05年の58.9%から62.8%に上昇した。OECDの平均は、同じ期間中に84.3%から
83.9%へと小幅ながら減少した。しかし、OECD諸国に比べ依然として公教育費の政府負担が少ないのは問題、という指摘もある。
その分、民間で公教育費を多く負担しているわけだ。
一方、韓国の青年層(25-34歳)の高校履修率(98%)と大学教育履修率(66%)は、OECD諸国(高校82%、高等教育39%)の中で
最も高いことが分かった。特に、高校履修率は01年から、高等教育履修率は07年から、それぞれトップを維持しており、「世界で最も
教育熱の高い国」であることを証明した。
ソース(Yahoo・朝鮮日報) URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
図表 URLリンク(amd.c.yimg.jp)