14/09/04 18:56:45.55
さも社会の木鐸を気取って、歴史を捩じ曲げておきながら一言の謝罪もない。朝日新聞が去る8月5日と6日、
自らの慰安婦報道を検証する記事を掲載した。だが、その中味はご都合主義の言い訳ばかり。こんなにも
日本人を辱(はずかし)めた大罪の落とし前はどうつけるのか。
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朝日新聞が32年間にわたって、慰安婦問題の誤報を垂れ流した影響は、屈辱的な慰安婦像が在ソウル日本大使館前に
建てられただけでは済まなかった。
8月4日には、米国ニュージャージー州ユニオンシティで、あらたな慰安婦碑の除幕式が行われ、参列した地元市長は、
「このような過ちを繰り返してはならない」と日本を非難する言葉を口にした。
全米では、すでに7つの慰安婦碑が完成している。
そのうちの一つ、ニューヨーク州ナッソー郡に建てられたそれには、こう刻まれている。
〈“慰安婦”として世界で知られている20万人以上の婦女子を偲んで。彼女たちは、1930年代~1945年、日本帝国軍によって
性奴隷とする目的で誘拐された〉
他の碑もほぼ同様に、“sex slave(性奴隷)”という言葉が使われているが、20万人という数字、誘拐……、すべて史実に
基づかない真っ赤な嘘なのだ。
にもかかわらず、日本人は公然と辱められている。
それだけではない。
1996年、“慰安婦は強制連行された性奴隷”だと認定したクマラスワミ報告が国連に提出され、米下院においては、
“慰安婦に対する日本政府の謝罪を求める”という決議が2007年になされている。なおかつ、オランダ下院、カナダ下院、
欧州連合もそれに同調した。加えて、今春訪韓したオバマ米大統領は、「とんでもない人権侵害だ。戦時中であったことを
考慮しても、彼女たちは過酷とも言える暴行を受けた」などと記者会見で述べる始末……。
要するに、我々日本人は悪魔のようなレイプ魔の子孫であると、全世界から見られているのだ。
だとすれば、韓国の朴槿恵大統領が図に乗って、フランスやイギリスなど各国首脳との会談で、慰安婦問題を執拗に
持ち出し、日本批判を繰り返すのも当然のことかもしれない。8月15日に開かれた“光復節”の式典でも、相も変わらず
慰安婦問題の解決を日本政府に迫った。
つまり、朝日新聞によって、日本人の名誉と尊厳は計り知れないほどに貶(おとし)められたのである。
(>>2以降へ続く)
週刊新潮 2014年8月28日秋風月増大号 掲載
矢来町グルリ
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