14/07/31 21:39:26.61 .net
【ソウル聯合ニュース】
中国製品が韓国市場への攻勢を強めている。かつては安価な生活用品や繊維・衣料、原材料が中心だったが、
最近は家電や鉄鋼、自動車など、業種を問わず中国製品が浸透しつつある。
特にＩＴなど高い技術力を要する製品への移行が目立つ。韓国の産業を支える主力輸出品のスマートフォンは、
後発ながら成長目覚しい中国メーカーから追い上げられようとしている。全国通信消費者協同組合が最近、
インターネット通販サイトなどと提携して中国の新興スマートフォンメーカー、小米科技（シャオミ）の製品を共同購入形式で
販売したところ、大きな反響を呼んだ。
中国の端末メーカーは輸出でも韓国勢のシェアを奪い始めている。市場調査機関のＩＤＣによると、サムスン電子の
４～６月期のスマートフォン出荷台数は７４３０万台と前年同期比３００万台減り、シェアも３２．３％から２５．２％に後退した。
一方で、中国の華為技術（ファーウェイ）は４．３％から６．９％、レノボは４．７％から５．４％にシェアを伸ばした。
韓国のＬＧ電子はこれら中国メーカーと３位の座を争っている。
中でもシャオミは、低中価格製品を掲げ中国だけでなく世界で躍進している。同社がこのほど発売した新型の
高級スマートフォンは、サムスン電子の主力製品に比べると価格は半分程度ながら、仕様は同程度との評価もある。
また、韓国の鉄鋼市場では１～５月に輸入鋼材のシェアが４０．１％と、前年同期から１１．４ポイント拡大した。
中国製のシェアが２３．４％に上がった。韓国業界によると、中国メーカーは数年前から生産施設を拡充してきたが、
自国が供給過剰となったため韓国に廉価で輸出しているという。これに対し韓国メーカーは、韓国製品に偽装した
中国製もあり、市場を混乱させていると主張。ダンピングの疑いが強い製品を提訴する一方、偽装製品の摘発システムを
導入することにした。
自動車分野をみると、これまで韓国製が独占してきた中型バス市場で、中国製が大々的な宣伝もなく静かに販売台数を
伸ばしている。２００５年設立の上海申龍客車の中型バスは、昨年上半期から韓国市場で市販され、今年に入り攻略を
本格化している。上半期に約２００台を販売したのに続き、下半期は４００台、来年は１５００台に増やす計画とされる。
業界は今後の動きを注視する必要があると話す。乗用車の場合、中国メーカーは環境規制に阻まれ韓国に
進出できないでいるが、バスは裾野を広げる可能性があるという。
聯合ニュース 2014/07/31 18:31
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