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▲ 東亜日報が興味深いことをした。国を人に形象化すればどんな姿になるか絵に描いてみた
のだ(7月28日付4面)。
東亜日報は韓国などいくつかの国の各種経済・社会的指標を経済協力開発機構(OECD)平
均値と比較した結果を人体の各部分に代入した。例えば人体の頭に該当する社会指導層のリー
ダーシップは、OECD平均値を100とする場合、韓国は71.1だった。政府の信頼度、政治家の
信頼度、経営者の信頼度、企業家の社会的責任感など、社会指導層のリーダーシップに関する
指標を基準として算出した数値だ。当然、韓国の頭は「鳥の頭」ほど小さく描かれた。
韓国の社会的資本(胸)は85.5、生活の質(腹)は64、民間部門の効率性(右腕)は83.4、
公共部門の効率性(左腕)は78.8と計算された。経済成長(右脚)は77.6、分配と福祉(左脚)
は76.9だった。頭からつま先まですべての部位が平均値に達していない。これに基いて人の形
を描いてみると、実にみすぼらしい体型となった。全体的にげっそりやせているうえ、四肢が細い。
胸は貧弱で、腹は細長い。脚は弱くて長く走れず、少し走れば息切れする。何よりも頭脳の容量
が小さいため、状況判断と危機対処能力が落ちる。
米国やドイツ、フランス、日本など他の先進国は韓国よりはるかに健康であり、バランスが取れ
た体型だ。最もうらやましい体を持つ国はドイツだ。肩が広く、両脚は丈夫だ。両腕には力が感じ
られる。頭は大きく、腹には艶がある。それに比べ、韓国は風が吹けば飛んでいきそうなほど弱々
しい。
旅客船セウォル号沈没事故で韓国の貧弱な体格は正体を現した。すべての身体機関が非正
常的に小さく弱いことが明らかになった。正常な体型であれば事故自体が発生することもなかった
が、たとえ発生してもあれほど無気力に対処してはいないだろう。事故発生から約1カ月後の5月
19日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が涙を流しながら自らを叱責し、国家改造を誓ったのも、韓国
社会のこうした奇形的なスタイルを変えなければセウォル号事故のような惨事が繰り返されるとい
う切実な問題意識のためだったはずだ。
しかし今の姿を見ると、いつそんなことがあっただろうかと感じるほどだ。朴大統領が国民向け
談話で見せたあの日の覚悟と誓いは、いつのまにかすべて忘れられたようだ。痛烈な自責と反省
の土台の上で、今度こそ本当に何かを変えると思われた勢いは影も形もなく、政界の言い争いだ
けが続いている。セウォル号事故真相調査委員会の構成のための特別法制定をめぐり与野党が
繰り広げている攻防を見ていると、いら立ちを越えて怒りがこみ上げてくる。いったい捜査権が何
であり、この問題でこのように争うのか。
大統領が出てきて、「私と青瓦台から調査を受けるので、捜査権論争はここでやめなさい」と言
えば、終わるのではないだろうか。青瓦台は与党の後ろに隠れ、与党は青瓦台を保護するのに余
念がない。野党は野党として青瓦台の粗探しをすることばかり考えている。米国の米同時多発テ
ロ調査委員会は捜査権を発動しなくても、元・現大統領とホワイトハウスチームを調査した。
朴槿恵政権が発足してから1年半、何一つまともに成し遂げられていない。山でも動かすような
勢いだったが、すべて言葉だけで終わっている。100%大韓民国、国民幸福時代は言葉の風船
となって飛んでいった。あれこれ手を出して、時間ばかり浪費した格好だ。これもあれもうまくいか
ないため、今は「経済再生」に標的を変えて総力戦に出ている。
>>2-5のあたりに続く
ペ・ミョンボク論説委員/巡回特派員
ソース:中央日報日本語版<【コラム】あの日の誓いはどこへ?=韓国>
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