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東京国立博物館の手落ちで、台北の国立故宮博物院の〝神品至宝”特別展に参加しなかった周美青総統夫人が31日、
台北を発ち、日本公演を行う台湾原住民の児童合唱団「原声童声合唱団」の名誉団長として訪日することになった。
総統府の発表によると、周総統婦人は、6日5夜の訪日滞在中、東京国立博物館で開かれている 国立故宮博物院の
神品至宝の展示品変更に伴う特別内覧会にも出席する予定である。
周総統夫人は本来、故宮展のオープニング記者会見に合わせて先月末に訪日する予定だったが、同展のポスター表記をめぐって
直前になり全てのスケジュールが中止となっていた。
原声童声合唱団は8月1日に新宿文化センターで東京公演を開催する外、3日には全日本合唱連盟が主催する
「2014こどもコーラスフェスティバル」に海外勢として唯一参加する。
その後、周総統夫人が出席する4日の午後に予定された東京博物館の内覧会でも，厳正歌声を披露すると言われている。
その前日の3日には、周総統夫人は東博の“日本時術展”を参観する予定。 同展では、日本の国宝である毛松の〝猿猴図、
”李迪の〝紅白牡丹、”梁楷の“六祖截竹図”が展示される。 3点とも明朝廷が徳川幕府に贈呈した中国画である。
6月に開催された東博の神品至宝展は、特展のポスターや入場券に故宮博物院の“国立”が削除されているのが中華民国台湾の
国格を傷つけていると見做され、故宮博物院の展示が取り止めになる寸前に落ち込んだが、両館の協商で争議は解決され、
公開は9月15日まで続く。その後、神品至宝特別展は大宰府の九州国立博物館で10月10日から11月30日まで公開される。
ソース：台北の新聞
国民党ニュースネットワーク 2014．07.29
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