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中国軍の無礼な振る舞いに米軍は怒り心頭 リムパック初招待でスパイ活動
画像 リムパックに初参加した中国海軍がいきなりやらかした(共同)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
米海軍主催の環太平洋合同軍事演習(リムパック)に初めて招待された中国海軍が、ハワイ沖の公海に
情報収集艦を派遣して、スパイ活動をしていたことが問題となっている。米国防総省当局者は「不作法だ」
と強い不快感を示し、米議会の中には「二度と呼ぶな」という声もあるという。中国軍の無礼極まる
振る舞いに、米軍は怒り心頭に発したようだ。
「ホームパーティーに招待したら、呼んでもいない泥棒や強盗も一緒に連れてきたようなもの。中国軍は
完全にモラルが欠如している。米軍は激怒しているだろう」
航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将はこう語った。
リムパックは1971年に始まり、2年に1度行われる世界最大規模の多国間海上軍事演習。今回、
24回目。日米両国をはじめ、フィリピン、オーストラリアなど22カ国が参加している。
米軍は信頼醸成措置の一環として、中国海軍を初めて招待した。中国側は、ミサイル駆逐艦や
フリゲート艦など計4隻を参加させたが、これとは別に、情報収集艦を演習周辺海域で活動させていた。
艦船や航空機の電子・通信情報を収集しているとみられる。
中国の情報収集艦は18日に、米原子力空母「ロナルド・レーガン」の周辺を航行。米太平洋軍艦隊の
報道官は「情報収集艦は1週間前から周辺海域にとどまっており、米軍は動きを継続的に監視し、
重要な情報を保護する予防措置も取っている」としている。
国際水域における中国の情報収集艦の活動は「国際法の範囲内」だが、米太平洋軍艦隊報道官は「自分が
知る限り、リムパックに参加しながら、ハワイ沖に監視船を派遣する国は初めてだ」と指摘。国防総省
当局者の「不作法だ」との発言は、米側の本音だといえる。
前出の佐藤氏は「中国軍を近代軍のモノサシでは考えてはならない。旧ソ連もそうだったが、軍隊として
モラルのない行動を平気でやる。米軍は余裕を持って招待したのだろうが、この仕打ちには『アンフェアだ』
『信用できない』と激怒しているはずだ。結果として、中国軍は各国軍隊の信頼を失い、大きなダメージを
受ける。当然、二度と呼ばないのではないか。代わりに、台湾海軍を招待すればいい」と語っている。
zakzak 2014.07.23
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