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朝日新聞 2014年7月11日18時00分
群馬県は11日、県立公園「群馬の森」(高崎市)に設けられた戦時動員・
徴用に伴う朝鮮人犠牲者の追悼碑を自主撤去するよう、管理する市民団体に
求めた。「集会での政治利用」を理由としている。
碑は2004年、県から10年間の設置許可を得て市民団体「群馬県朝鮮人・
韓国人強制連行犠牲者追悼碑を建てる会」が建立。今年1月末の期限を前に、
平和団体などでつくる後継の市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を
守る会」(代表委員=民主党県連会長の黒沢孝行県議ら)が許可更新を申請した。
だが県は、守る会が12年まで碑の前で開いた集会で、来賓の在日本朝鮮人
総連合会(朝鮮総連)関係者が「日本政府は強制連行の真相究明に誠実に取り組
まない」などと発言した内容を問題視。都市公園法などに基づく審査で、
「政治的行事及び管理を行わない」とした設置許可条件などに抵触すると判断した。
県幹部が11日、自主的な撤去を求めたが、守る会は拒否し、集会の自粛などを
条件に更新を求めた。メンバーは「集会自体は追悼行事。政治的かどうかの県の
判断は恣意(しい)的で、来賓の言動を理由に撤去を求めるのは管理者権限の
濫用(らんよう)だ」などと反発している。
県には12年ごろから、在日外国人に厳しい姿勢をとる団体などから撤去を
求める意見が寄せられていた。今年6月には許可更新を認めないよう求める
請願3件を県議会が採択していた。
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