【朝鮮日報】 ソウルに「中国の風」、平壌に「日本の風」~転換期にある北東アジア、韓国は決してぶれてはならない[07/08]at NEWS4PLUS
【朝鮮日報】 ソウルに「中国の風」、平壌に「日本の風」~転換期にある北東アジア、韓国は決してぶれてはならない[07/08] - 暇つぶし2ch1:LingLing ★@転載は禁止
14/07/08 14:38:25.21
【コラム】ソウルに「中国の風」、平壌に「日本の風」
・北東アジア3カ国指導者間のねじれた対話は「非正常的」
・同盟内容と質が変わる転換期、韓国は決してぶれてはならない

習近平・中国国家主席が3日、西風に乗ってソウルにやって来た。中国の最高指導者が就任後、北朝鮮の
平壌よりも韓国のソウルに先に来たのは初めてのことだ。習主席が複数の国を順に巡るのではなく、1カ国
だけを訪問するのも初めてのことだ。共産党の一党独裁である中国の最高権力者の姿を、韓国の大学の
公開講演で見る日が来ようとは想像すらしていなかった。

習主席がソウル空港に足を降ろす数時間前、日本の安倍晋三首相は北朝鮮に対する経済制裁を一部解除
すると発表した。2006年7月の北朝鮮によるミサイル発射で対北朝鮮制裁が始まってから8年後のことだ。
北朝鮮が発表した日本人拉致被害者特別調査委員会の構成を見ると、問題解決への誠意が感じられると
いう。安倍首相が年内に訪朝するという話や、日朝外相会談が来月開催に向け推進されているという話も
飛び込んできた。

午前中は東風に乗ってきた「日本の風」が平壌を、午後には西の風に乗ってきた「中国の風」がソウルを駆け
抜けた一日だった。

さすが中国、そしてさすが日本だ。韓国人の台所にスプーンが何本あるかなどというのはもちろん、体に毛穴
が幾つあるかまで知っているかのようだ。

習主席は歴史の急所を突いてきた。ソウル大学の講演では「20世紀前半、日本の軍国主義者たちの野望に
よる侵略や領土強奪で中国も韓国も大きな苦難を味わった。当時、両国国民は生死を共にし、互いに助け合
った」と述べた。さらに、歴史を数百年さかのぼり、壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)を引き合いに
出して「歴史上、危機的な状況が起こるたび中韓両国は助け合って(危機を)克服してきた」とも言った。

現在の状況や必要性を反映させながら、書き換え続けられるのが歴史というものだ。日本に安倍政権が発足
して以来、歴史歪曲(わいきょく)問題が時と場所を選ばずぶり返すのが北東アジアの現状だ。中国にとって
最大の安保上の懸念は、米国が主導し、日本が積極的に呼応することで形作られる「中国阻止線」で、韓国が
どのような役割を担うかだ。

習主席の韓中関係史講義は、こうした北東アジアの状況と韓米日間の最も弱い部分を探る中国の安保上の
必要性を念頭に置いて聞かなければならない。現状打開のため歴史問題の力を借りようとする中国と、歴史
問題の重さに押しつぶされて現状打開の緊急性が後回しになっている韓国の違いがうかがえる大きな部分と
もいえる。

習主席が腹にある一物を隠しながら韓中関係史講義をしたとすれば、対北朝鮮制裁解除を発表した安倍首相
の緊急記者会見はその腹中がはっきりと透けて見えていた。日本が拉致された国民の救出を最優先課題とす
るのは当然だ。安倍首相がこの問題を自身の支持率回復手段の一つにするのも不思議ではない。

しかし、安倍首相に本当に韓日関係を改善する気持ちがあるなら、制裁解除を発表する方法や時期としてこう
した選択はしなかったはずだ。安倍首相は自身の会見が「中国の国家主席がソウルを訪問しているから、日本
の首相は平壌を相手にしている」かのように韓国人の目に映り、不愉快な過去を思い出させることに全く気付い
ていなかった。

>>2以降につづく)

姜天錫(カン・チョンソク)論説顧問

ソース 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
URLリンク(www.chosunonline.com)


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