14/07/05 01:43:34.38
(>>1の続き)
今回<ハンギョレ>とインタビューした基地村女性キム・ジョンジャ氏が証言録を作ったことから訴訟準備が本格化した。 昨年出版
されたキム氏の証言録<米軍慰安婦基地村の隠された真実>は、彼女が30余年間にわたり仕事をしてきた基地村のあちこちを直接
訪問して、そちらで加えられた各種暴力の経験を写真と共に告発した本だ。 2005年基地村女性キム・ヨンジャ氏が出した随筆集に続く
生々しい証言だった。
キム氏は基地村女性人権団体活動家らと共に、これまで隠されてきた国家記録を発掘しもした。 韓国政府がこれまで米軍慰安婦
施設をどのように計画し、直間接的に管理してきたかと関連した記録などだ。 単純な証言を越えて、国家が基地村女性に対して犯した
暴力の責任を立証する直間接的な物証が出てきて、訴訟準備には弾みが付いた。 民主社会のための弁護士会の弁護士が訴訟を
支援し、基地村女性人権連帯、韓国女性団体連合、セウムトなどが共同で訴訟を準備した。
キム・ジョンジャ氏のみならず基地村女性人権団体と関連を結んだ他の女性たちも証言に立った。 大部分はまだ言論との接触を
避けているが<ハンギョレ>は今回訴訟に参加した2人の女性にさらに会うことができた。 京畿道(キョンギド)平沢市(ピョンテクシ)
彭城邑(ペンソンウプ)安亭里(アンジョンニ)に暮らすチョ・ミョンジャ(75)氏がその内の1人だ。
去る2日、チョ・ミョンジャ氏は屋根が今にも崩れそうなみすぼらしい家に暮らしていた。 道端に出ているドアがすぐに台所と連結されて、
台所の隣の部屋はわずか13㎡(4坪)余りの狭い家だった。 家賃が8万ウォンのこの家は、経済能力のないチョ氏が国家から支給されて
いる基礎生活受給費38万ウォンと老齢年金で賄える唯一のくつろぎの場所だ。
「この家もまもなく壊さなければならないので主人が出て行ってくれと言うけれど、居座っている。 平沢も地価が大きく騰がって、
こんな老人が引っ越しできる家などない。」歯が二本しか残っていないチョ氏がかろうじて話した。 部屋には窓がなく蒸し鍋のように
暑かった。 5年前から脊椎狭窄症になり、後遺症で右足が麻痺して杖なしでは歩けない。 暑くても、この家でだまって横になっている
ことがチョ氏にできる最善の方法だ。
「42才までからだを売っていた。 東豆川(トンドゥチョン)トッコリ(東豆川市 光岩洞(クァンアムドン)一帯)やポサン里など行かなかった
ところはない。 中3の時、宝城(ポソン)女子中学校を中退した。 貧しくて父親が度々殴るので家を出た。 抱え主に売られて来た。
(抱え主は)ご飯を食べさせ眠らせてはくれたが借金につけていた。」チョさんは自ら基地村に留まっていたが、それでも国家の責任を
問わなければならないと考えている。
「私が選んでしたにしても、とにかく米軍のために働いてドルを稼いだではないか。 私たちがいなかったら、どのようにこの国がその時
ドルを稼げたか。 私たちが米軍に性病を伝染させてはならないと強制的に性病検診をして(国家が)あらゆる悪いことをすべてやった。
私たちはもう歳老いて、どこへも行くところもない。 ハルモニたちは肛門が悪くなり、大便をズルズルしている。 国家がこんな風に
私たちを捨ててもかまわないのか?」
(さらに続きます)