14/06/26 15:57:16.33 8JyGCu7x
李氏朝鮮王朝時代には全ての国民は、良民（両班、中人、常人）と賤民（奴婢、白丁）という階層に分けられていた。
そして奴婢の階層の中に、いわゆる妓生(kiisen)の身分が存在していた。
妓生は｢奴婢随母法｣で規定された身分である「妓籍（kijyo)」に属する女性達を指していた。
そして妓生は｢妓生庁｣という役所で管理されていた。
さらに細かく見ると、妓生は一牌、ニ牌、三牌という三階層に分類されていた。
一牌は官位を与えられる者もいたようだが、三牌にいたっては単なる売春婦である。
日本の芸者と妓生を同一であると主張する韓国人が多いが、芸者は職業の一種であり、一方妓生は世襲される身分である点に根本的な違いがある。
つまり朝鮮では古くから、母が売春婦なら女の子供も売春婦である、と国家が戸籍制度で定義していたのである。
妓籍の子供は庶属(sojyoku)と呼ばれ、男子は中人に移籍する事もあったが、女子は妓籍から抜ける事は決してなかった。
朝鮮では古くより社会制度として世襲される性奴隷制度を実施していたのである。
さらに庶属の売買は自由であり、親（または所有者）は売買することで金銭を得ていた。
売春そのものは世界中に存在したし、現在も存在している。
しかし朝鮮のように国家の制度として性奴隷制度を確立していたのは極めて稀である。 というより他例を承知しない。
ポイントは朝鮮が唯一だったかどうかではなく、朝鮮は世界的に見て極めて特殊な制度を永年にわたり運用してきたという点にある。
妓生の中で軍隊や官吏を相手とするものをあげると次のようになる。
「軍妓」＝軍に付属する売春婦
「辺妓」＝国境などの辺境に駐在する軍隊の為の売春婦
「女妓」＝支那使臣の接待専用の売春婦
「官妓」＝官吏専属の売春婦
この中で、「軍妓」、「辺妓」が朝鮮の国策による「従軍慰安婦」である。
このように朝鮮では「従軍慰安婦」は、国家が規定した戸籍制度により裏打ちされた社会システムとして古くより存在してきたのである。
URLﾘﾝｸ(homepage3.nifty.com)