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朝鮮通信使を世界遺産へ 日韓で連携を
6月17日 9時04分
江戸時代に日本に派遣された外交使節団「朝鮮通信使」をユネスコの世界記憶遺産に登録することを
目指す、韓国の民間団体が南部プサンで発足し、今後、日本側と連携して登録に向けた取り組みを
本格化させたいとしています。
この民間団体は、韓国プサンの文化財団などが立ち上げたもので、16日開かれた発足を記念する
会合には地元の大学の関係者や朝鮮通信使の研究者など、およそ40人が出席しました。会合では、
江戸時代に朝鮮から江戸に派遣された外交使節団「朝鮮通信使」をユネスコの世界記憶遺産に登録
することを目指して、今後、日本側と連携することで、悪化したままとなっている両国の政治や
外交関係も動かしたいなどといった意見が出されました。
また、中国政府が旧日本軍によって多くの中国人が殺害されたなどとする「南京事件」に関係が
あるとされる資料を記憶遺産に登録申請したことなどから、「記憶遺産への登録が日中韓3か国の
争いになってはいけない」と危機感を訴える研究者もいました。
この民間団体では、今後、日本側の団体と共に学術会議を開くなどして、来年の日韓国交正常化
50年に向けて取り組みを本格化させ、再来年の春、日韓共同で登録申請を目指したいとして
います。
一方、「朝鮮通信使」とゆかりの深い長崎県の対馬で、寺から仏像が盗まれ、韓国で発見された
事件について、プサン文化財団のナム・ソンウ代表理事は、「国際法上の慣例に従って解決し、
両国の文化交流の活性化につながればと願っている」と述べ、早期解決に期待を示しました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)