【国際】したたかに、なりすます韓国 韓国研究者の荒木信子氏に聞く(2)[06/13]at NEWS4PLUS
【国際】したたかに、なりすます韓国 韓国研究者の荒木信子氏に聞く(2)[06/13] - 暇つぶし2ch1:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/13 22:39:39.21
関連スレ
【国際】なぜ韓国は中国についていくのか 韓国研究者の荒木信子氏に聞く[06/12]
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鈴置 高史

  ・朴槿恵がリベラル!

 -前回は、日本の自虐史観と韓国の被害者史観は持ちつ持たれつ、というところで話が終わりました。

鈴置:現在もその「持たれ合い」の構図が続いています。2013年5月のオバマ―朴槿恵(パク・クンヘ)
の初会談を「歴史問題で米韓が日本を包囲した」といったノリで解説した日本の専門家がいました。

 それは、まさに韓国の言って欲しいことそのものでした。朴槿恵政権は従軍慰安婦問題で、米国の
後ろ盾を得て日本に圧力をかけようと動き始めていました。韓国は「日本は韓国の言うことを聞くしかない」
という空気を日本に作ろうとしていたのです。

 また、日本のある政治記者はこの会談を報じたテレビ番組で「両大統領はとても相性がいい。
2人ともリベラルだからです」と語っていました。韓国人がこの番組を見たら「朴槿恵がリベラル?」
と目を回したに違いありません。

 この記者は「安倍首相がタカ派だから米韓から外されている」と主張するため、韓国政府の
「米韓関係は最高だ」というプロパガンダに乗ったうえ「朴リベラル説」を作ったのでしょう。

 専門家だからこそ、つまり利害関係者だからこそ、韓国の宣伝を日本で増幅して見せることも多いのです。
身過ぎ世過ぎの専門家の言説には注意が必要です。

  ・悔恨の90年代

荒木:日本人は韓国人の話に惑わされやすいですから。その思いから第6章の「韓国を見誤る日本人」を書きました。

 韓国人の話に「加担」する日本の専門家がなぜ存在するのか―。悪意を持って確信犯的に日本を貶めたい
人もいるでしょうし、韓国に取り込まれた人もいると思います。

 でも、多くは善意の人々で、素直に「白を黒」と信じてしまったと思うのです。韓国人の話を真に受け、
人道的な気持ちから「日本が悪い」と思い込んだ人たちです。ただ、善意から発したことでも、結果的には
日本に大いに害となっているのではありますが。

鈴置:荒木さんは、1995年から中国が日本を歴史で攻撃するために韓国を利用し始めたとご本で指摘されています
(「第4章 江沢民との『歴史共闘』」=125ページ)。

荒木:1990年代に中国と韓国が力を合わせ「歴史カード」を作り上げた。政治家を含め、日本の中にそれに
協力する人もいた―。それが今になって日本を大きく制約しているのです。悔いても悔やみきれません。
日本の脇が本当に甘かったのです。

 朴槿恵大統領の依頼を受けて、2014年に習近平国家主席がハルピンに安重根(アン・ジュングン)記念館を
建設したのも、その延長線上にあります。(>>2以降へ続く)

日経ビジネスオンライン 2014年6月13日(金)
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)

2:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/13 22:40:34.24
>>1の続き

  ・「生きる力」の強い韓国人

鈴置:韓国は中国の使い走りにされています。でも、同時に荒木さんは「韓国人は単に中国に従うだけではない、
極めてしたたかな人々だ」とも指摘しています(同前=158ページ)。


荒木:日本人に向かって「日本のおかげですべての私の不幸がある」と言い張る。生真面目な日本人に贖罪意識を
持たせる。韓国人としては鬱憤も晴らせるし、何らかの具体的な利益を得ることもできる―。

 こんな韓国人を「したたか」と言わずして何と言うべきでしょう。中国の属国となっても、逆手にとって
自分の利を図って来たのです。現在の米中二股外交も同じと思います。

 日本人が朝鮮史を知ると「こんなに侵略されて気の毒に」と思いがちです。でも、韓国人はやられてばかりの
弱々しい人たちではありません。日本人より揉まれているし「生きる力」も持っています。

 日本人は彼らの歴史を自らのそれと引き比べ、上から目線で見ない方がいいと思います。

鈴置:韓国人のしたたかさも「なりすまし」と同様に、日本人の盲点ですね。今、韓国は中国に引き寄せられている。
日本人は「昔の属国に戻ったら大変だから、韓国はどこかで離米従中をやめるだろう」と考える。

 でも韓国人は「昔のように中国に支配されても上手に立ち回れば、それなりの利も得られる」と計算している。
これもあって日本人は韓国の行動を見誤るのです。

  ・絶対正義の韓国人

 -日本では嫌韓が定番になりました。でも、韓国人はそれに気がついていないと聞きました(「朴槿恵が
『アベと会えない』理由」参照)。

荒木:2012年の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸の直後に、韓国に行ったある日本人が「韓国人は日本人の
怒りを全く分かっていなかった」と言っていました。

 以前でしたら私も「そういうところが韓国人の面白いところだよね」なんて言えましたが、今では軽い絶望さえ覚えます。

 韓国人は不愉快なことは不愉快とはっきり言いますが、日本人はそっぽを向くだけ。韓国人からすると訳が
分からないのでしょう。

 そもそも、韓国人は相対化して考えることをしませんし、日本人同士が期待するような気遣いというものもありません。

鈴置:韓国人は自分たちが絶対正義で日本が絶対悪だ、と信じていますから、彼らからすれば「日本が嫌韓になるのが
間違っている」ということになります。

 少し前までなら日本をよく知った政治家がいて、例えば金鍾泌(キム・ジョンピル)のような人が、韓国人が日本を
酷く非難すると「そこまで言ったら、さすがにあの日本人も怒り出すぞ」などと止めていました。最近はそんな人も
いなくなって、政治家は卑日競争を繰り広げていますからね。

荒木:中韓は「日本の誤った歴史観の復活」「戦前の軍国主義への回帰」「朝鮮での蛮行」を世界で宣伝しています。
このことが米国のある種の日本観と結び付きはしないかと心配です。「戦前の日本は悪」という点で通底していますから。

(更に続く) 

3:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/13 22:41:52.34
>>2の続き

  ・日米離間で生き残り図る

鈴置:中韓の宣伝はまさに日米の間にクサビを打ち込む狙いと思います。中国にとっても韓国にとっても日米同盟の
強化を絶対に阻止したい。それには「戦前に戻る日本」を訴えることが一番です。

 韓国の新聞には「日本」の枕詞に「戦犯国」を使うことが増えました。米国に向けて書かれたのでしょう、
「油断するとまた真珠湾攻撃されるぞ」といった記事も韓国紙の英語版に載ります。

 -韓国は日米同盟を弱体化させたい、ということですね。

鈴置:その通りです。日米同盟が強化されれば米中の対立が深まると韓国人は信じている。そうなると二股外交の
韓国は米中双方から「どっち側に付くのだ」とさらに迫られるからです。

 しかし、もう米国も韓国の二股外交は分かっていますし、「歴史カード」は韓国の日米離間策の一環と見抜きました。

 米国主導のミサイル防衛(MD)に加わらないのは従軍慰安婦で日本が譲歩しないからだ、との韓国の主張を何度も
聞かされ“人権好き”の米国人もさすがにおかしいと気がついたのです。

 転機は2013年9月のヘーゲル国防長官の訪韓でした。その後に韓国を訪れたバイデン副大統領は「アメリカと
反対側に賭けるつもりか」と朴槿恵大統領に迫りました。

 ケリー国務長官やオバマ大統領も韓国での記者会見で「歴史にこだわるな」と強調するようになっています。

 日本の一部メディアは、2014年4月に訪韓した際のオバマ大統領の発言のうち「従軍慰安婦の残虐性」部分を強調し、
この問題で韓国に譲歩すべきだと言い出しています。

 しかし韓国のいくつかのメディアは「歴史にこだわらず未来を見よ」という部分に注目しました。「米国についに
見抜かれたな。こりゃまずいぞ」という感じでした。

 米国のアジアハンズからも「韓国人が日本に関し、こんなこと言ってきたけど本当か」との問い合わせが
入るようになりました。「韓国人の立ち回り」はさすがに有名になってきたのです。日本としては、こうした流れを
しっかりしたものにすればいいと思います。

  ・世界で日本を卑しめる作戦

荒木:大統領を先頭に、世界で日本を貶めて回る韓国と、どう付き合うべきか―。私は距離を置くのが良いと考えます。

 「日韓友好」など、日本人には当分無理ですね。韓国への旅行者や、韓国語の学習者は減っているし、韓流ドラマは
見なくなっています。

鈴置:「韓国という言葉も聞きたくない」という日本人が増えています。ただ、ここは冷静にコトを進めたいと思います。

 といって「隣国で大事な国だから、不愉快でも付き合おう」式の、リベラルを気取った主張をしたいわけではありません。

荒木:無理に付き合おうとしたら日本が利用されます。

鈴置:「日本を嫌っちゃうぞ。それが嫌なら謝れ、カネを出せ」というこれまでの「反日」から、世界で日本を卑しめる
「卑日」に国策を転換した韓国を、じっくりと研究して対応すべきと思います。

 卑日の根には、荒木さんもご指摘のように中国への急傾斜があります。卑日は様々の点から韓国にとって必須の
外交手段になっています。

荒木:最近、韓国では「用日」と言い始めているそうです。ずいぶん前からやっていることです。以前は「反日」を日本から
資金や技術を引き出すための「打ち出の小槌」にしていましたが、今では日本を貶めることが目的なのですね。

(更に続く) 

4:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@転載は禁止
14/06/13 22:42:58.79 jJ5aj6N8
一般人だって違和感に気づいているし、またかよ!wwww
とか思うけど、しょせん一般人じゃ発言力にならんのだよな

こういう専門家がきちんと説明しているの心強い

5:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/13 22:42:59.09
>>3の続き

  ・韓国を突き放したら

鈴置:ですから私は「卑日」と呼んでいます。それは、先ほど申し上げたように日米離間を図る道具でもあり、中国に
ゴマをする目的もあります。

 また、離米従中政策を恐れる韓国人を誤魔化す手でもあります。「別段、米国を離れ中国側に行くつもりはない。
ただ、歴史で日本を叩くと結果的に中国と共闘せざるを得ないのだ」との説明です。

荒木:やはりもう、以前のようには付き合えませんね。状況としても国民感情としても「もはや昔の韓国ではない」のですから。

鈴置:韓国の不当な要求は拒絶しつつ、表面は淡々と付き合っていけばいいと思います。でも「昔の韓国ではない」ことに
留意せねばなりません。少し前までの韓国なら、時に反日をやっても基本的にはこちら側の国でしたから戻って来ました。

 しかし今や韓国は中国の指示通りに動く国です。米国が弱いと見れば一気に中国側に駆け込みます。気を許しては
いけない相手となりました。

荒木:突き放したらますます中国側に行きませんか?

鈴置:いいご質問です。韓国の世界地図の中には、もう「日本」はない。日本がどうしようと韓国の動きは変わりません。

 ただ、まだ「米国」は韓国人の頭の中にはある。米国が突き放したら中国側に行くかもしれません。だから、日本としては
淡々と付き合いながら米国が韓国をどう扱うか、見ていればいいのです。

荒木:見ているだけでいいのでしょうか。

  ・袋小路の朴槿恵

鈴置:日韓関係は米中関係によって決まるようになりました。対中政策で基本的には米国と足並みをそろえるように、
対韓政策もとりあえずは米国と情報を交換しながら、一緒にやっていくのが現実的と思います。

 朴槿恵の二股外交は今、早くも袋小路に入り込んでいます。米中双方から「お前はどっちの味方なのか」と迫られています。
いずれ、韓国は選ばなければならなくなるでしょう。その状況を見極めるべきと思います。

荒木:もし、米国が韓国を見捨てたら、つまり中国側に行くのを認めたら、日本はどうすべきとお考えでしょうか。

鈴置:地政学的には、日米は北朝鮮を味方に付けるよう動くはずです。もし、オバマの米国が国益を考えるなら、
そうするはずです。米国はミャンマーだって中国側から“取り返した”のですから。

 ただ、北朝鮮の人権状況を考えると「日米の友邦」にはしにくい。ことに日本は拉致被害者を人質にとられています。
まずは日本人を全員、取り返す必要があります。

  ・韓国への配慮は不要に

 -だから今、日朝交渉が動き始めたのでしょうか。

鈴置:北朝鮮が日本との交渉に積極的になったのは、対中関係悪化が引き金と思います。日本が動いたのは、被害者を
取り返すのが主目的でしょう。韓国の「離米従中」まで計算に入れて動けるほど日本に戦略発想があるとは思えません。

 ただ、これほど露骨に韓国が中国になびいた今、韓国に対する配慮が日本の行動の妨げにならなくなったのは事実です。
それは米国にとっても同じことと思います。

 アジアで「日米VS中」という構図が生まれる中、韓国が二股外交に乗り出しています。そこに新たに北がプレーヤーとして
加わって、ますます複雑な展開になりそうです。

荒木:全くです。いっそう混とんとしますね。日本は東アジア全体を見渡したうえで方針を決め、行動して欲しいと
祈るような気持ちでいます。

(更に続く)

6:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/13 22:43:57.84
>>5の続き

  ・北京とソウルを向く核ミサイル

 -北朝鮮の核をどう考えればいいのでしょうか。

鈴置:極端な話、南が中国側に行き、北が海洋勢力側に来たら、日米にとって北朝鮮の核はさほど問題にならなくなります。
北の核ミサイルはソウルと北京を向くのですから。

荒木:南を米国が助け、北を中国が助けた朝鮮戦争を考えると、隔世の感があります。朝鮮半島の構図はがらりと変わりますね。

鈴置:もちろん、これは仮定の話です。しかし、この方向に動きそうになったら、中国が座視しないでしょう。その際、
中国が何らかの方法で北から核兵器を取り上げる。代わりに米国は韓国との同盟を打ち切る―という取引が米中の間で
なされる可能性があります。

 それは日本が大陸に向き合うことを意味します。日本はモンゴル人―元が半島の南部まで支配した時のような、
あるいはロシアが朝鮮王朝を呑み込まんとした19世紀末から20世紀初めのような緊張感に包まれることでしょう。

  ・2度と繰り返すな「90年代」

荒木:東アジアの大変動……。もう、それも想定の範囲に入れるべきところに来ているのですね。問題は米中の取引の結果が
日本にとってプラスとは限らないことです。

 本の結びで「90年代のような迂闊さを繰り返したくない」と書きました。90年代とは冷戦後の新しい秩序ができた時期であり、
現在につながる東アジアの問題が胚胎した時期でもありました。というのに、日本はそれ以前の感覚を引きずって、きちんと
対応できませんでした。

 これからの変化は90年代当時以上に日本の安全保障に大きな影響を与えるものと考えられます。相応の覚悟と準備が必要と思います。

(おしまい)

7:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん@転載は禁止
14/06/13 22:51:53.81 xM2Q/F0/
アノ国は利用価値がないってことね


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