【国際】なぜ韓国は中国についていくのか 韓国研究者の荒木信子氏に聞く[06/12]at NEWS4PLUS
【国際】なぜ韓国は中国についていくのか 韓国研究者の荒木信子氏に聞く[06/12] - 暇つぶし2ch3:ロンメル銭湯兵 ★@転載は禁止
14/06/12 07:17:59.05
>>1の続き

  ・急速に高まった対中依存度

荒木:私が留学生としてソウルに住んでいたのは1990―1991年です。あの頃はまさにそんな感じでした。韓国にいる
外国人と言えば日本人。延世大学語学堂の学生はほとんどが日本人か在日韓国人でした。

 ソウル大学の語学学校はもう少し国籍が多様で、共産圏からはポーランドの留学生、中央アジアから来た韓国系の人が
いました。

 韓国の輸出先を見ても、当時の中国の影の薄さが分かります。1990年の仕向け地は多い順位から言うと、米国29.8%、
日本19.4%、欧州15.4%。それらに比べ、中国は0.9%に過ぎなかったのです。

 ところが2001年に中国は日本を抜き、2003年には米国を抜いて1位に躍り出ました。2010年には韓国の対中輸出は全体の
25.1%を占めるようになり、日米欧を合わせた28.2%と肩を並べました。恐ろしい速さで韓国の対中依存度が高まったのです。

 1992年の国交正常化が大きな転換点となり、韓国は中国と抜き差しならぬ関係に陥りました。それと反比例して日本の
存在感は急速に落ちて行ったのです。

 しかし、日本では2000年代初めから「韓流ブーム」が起きていたものですから、日本人は何か日韓が近寄っているように
思い込んでいたのです。

  ・鳥居民氏の勧め

 -中韓関係をここまで掘り下げて分析した本は珍しい。なぜ、この本を書かれたのですか?

荒木:現代中国や日本現代史を研究されていた故・鳥居民さんから「日韓関係を中国に絡めて書いてみてはどうか」
と勧められたためです。2012年春のことと記憶していますが、確かに、当時そうした視点の本はありませんでした。

 唯一の例外が鈴置さんの『朝鮮半島201Z年』と、日経ビジネスオンラインの一連の記事でした。鈴置さんはスポーツ選手の
激しい動きをカメラで追うように、最近の国際関係の目まぐるしい変化を描写しながら「中韓関係とは何か」を考えています。

 私は激しく動いている物を撮ることは苦手です。どこから入ろうかと考えて、韓国に日本人と中国人がどれくらいいるのか
調べてみようと思い立ち、韓国の出入国統計を調べてみたのです。

 すると先ほど述べたような変化が面白いように現れていました。さらに、何があったのだろうと調べていくと、
あの本のような流れを「発見」しました。

 私は「じっとしているもの」、つまり書籍や論文、昔の新聞記事、統計データから中国と韓国の関係の変化に気がついたのです。

 先ほど申し上げたようにデータを調べるうちに「この人たち―韓国人と中国人は、こんなにくっついていたのだな」と驚き、
それをテーマにしたのです。

(更に続く)


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