14/06/07 21:07:40.86
>>1の続き
■韓国の経済的レベル向上も影響
在外同胞財団のチョ・ギュヒョン理事長は、外国の永住権を保持した兵士が増える理由について
「ここ10年間で急激に高まった韓国の経済的、文化的レベルが国外の永住権者などに祖国に対する
誇りやプライドを感じさせるようになったため」と分析する。「今では軍隊での服務が時間の無駄ではなく、
『人気のある国』韓国について学ぶ貴重な機会になった」というのだ。
高麗大学社会学科のイ・ミョンジン教授は「現実的な部分が大きく作用したようだ。昔は米国など
その他の先進国に住むことが韓国に住むよりも質の高い生活を保障する側面があったが、2009年の
グローバル金融危機などを通じて状況が変わった」と指摘した。イ教授は「一方、その間に海外の国々が
韓国を見る目が変わって今では簡単に手放すことができない国になった。国外永住権者らにとって
軍隊での服務は、韓国で活動するための免許証のようなもの」と説明した。
また、政府の努力も一役買っている。兵務庁は、国外永住権者などの入隊を奨励するために、
2004年から「永住権者などの入隊希望者出願制度」を運営している。入隊を希望する場合は、徴兵検査の
日程や場所、入隊日を本人が直接選択できるようにしている。また軍隊の服務期間は1年で、その間に
1、2回は定期休暇を利用して永住権のある国に行くことが許されており、その際は往復航空券も支給される。
1年に1回は該当国を訪問しなければ永住権が消滅してしまうが、これを防ぐためだ。
兵務庁のパク・チャンミョン庁長は「国外永住権者などが大韓民国の国民としてのプライドを感じるのはもちろんのこと、
兵役義務の履行が個人の人生にとって誇りある経歴となるように、法的にも制度的にもさらに補完し、
発展させていく計画」と明らかにした。(更に続く)