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中国の習近平国家主席の特使として王毅外相が来週、インドを訪問することが決まり、海洋進出を巡って日本などと対立するなか、
インドの新政権といち早く良好な関係を築き、中国側に引き寄せておこうという思惑がうかがえます。
中国外務省の洪磊報道官は3日の記者会見で、習近平国家主席の特使として王毅外相が今月8日から9日までインドを訪問すると
発表しました。
王外相はモディ首相やスワラジ外相らと会談する見通しです。
両国の間ではヒマラヤ山脈沿いの国境が未確定で、去年、中国軍が暫定的な境界線を越えたとしてインドが抗議し、両国の部隊の間
でにらみ合いが続いたこともあり、モディ首相はことし2月、総選挙の遊説で「中国は領土の拡張主義を改めるべきだ」と批判しました。
それでも中国政府はモディ首相との接触に積極的で、先週、就任後初めての首脳クラスの電話会談を李克強首相からの呼びかけで
行いました。
洪報道官は「インドの新政権が成立し、中印関係は新しい発展のチャンスを迎えている。中国はインドと共に努力してチャンスをつかみ、
両国の平和と繁栄に向けた戦略的協力関係のレベルを上げたい」と述べていて、海洋進出を巡って日本などと対立するなか、インドの
新政権といち早く良好な関係を築き、中国側に引き寄せておこうという思惑がうかがえます。
ソース(NHKニュース) URLリンク(www3.nhk.or.jp)