【中国】多発する暴動が「革命」に変わるとき、壊れつつある中国共産党の統治能力…信用を失った政府、その先にあるものは?[06/03]at NEWS4PLUS
【中国】多発する暴動が「革命」に変わるとき、壊れつつある中国共産党の統治能力…信用を失った政府、その先にあるものは?[06/03] - 暇つぶし2ch2:Hi everyone! ★@転載は禁止
14/06/03 01:18:49.25
>>1の続き)

■信用を失った政府、その先にあるものは?

 今の中国社会の最も恐ろしい点は、国民が政府を信用しなくなったことにある。

 浙江省の杭州市で政府が進めるゴミ焼却炉設置に対して、地元住民が大規模な抗議行動を起こした。本来ならば、ゴミは埋め立てる
よりも高温で焼却した方が環境に優しいと言われている。しかし、中国の一般住民はそれを信用しない。ゴミの不完全燃焼で発生する
有害物質が環境を害するのではないかと心配しているのである。

 なぜ政府は国民からの信用を失ったのだろうか。理由は簡単だ。長い間、政府はマスコミをコントロールして世論を操作してきたが、
国民はそれに気づいてしまった。何回も騙されてきた経験から、政府の言うことを鵜呑みにしなくなったのである。

 これから中国政府が民主化の政治改革に邁進するとは考えにくいが、社会主義の時代に逆戻りすることはあり得ない。いずれにしろ
国民の信用を取り戻すことはできない。結局のところ、現状を維持しながら延命を図るしかない。

 では、その先になにが待ち受けているのか。大きな可能性のあるシナリオの1つは「革命」である。延命措置とは問題の解決を先送り
することである。最後には未解決の問題が火を噴き、ビッグバンのような爆発、つまり革命が起きることになる。

 現に、中国社会では毎日のように大規模な抗議活動やデモが起きている。少なく見積もっても毎年約10万件もの暴動事件が起きて
いると言われている。

 なぜ暴動が多発しているのに革命が起きないのだろうか。その理由は、有名な「毛沢東理論」で説明できる。毛沢東理論によると、
1つの暴動は1本の箸に例えられる。1本の箸であれば簡単に折れてしまう。つまり、単独の暴動ならば鎮圧しやすい。しかし、50本または
100本の箸を束ねると、たとえ日本の力士でも簡単には折れない。すなわち、暴動が「点」から「面」になったときに革命になるという理論だ。

 この理論を踏まえれば、現在、中国社会で多発している暴動はまだ点の状態であって、面にはなっていない。そのため、大きな革命に
つながる可能性が低いというわけだ。

 しかしこれ以上、共産党が民主化の政治改革を拒み続けると、革命が起きるのは時間の問題であろう。政党の統治能力は、どれほど
建設的な批判を聞き入れられるかにもよる。中国共産党は、国民に少しでも多くの幸福をもたらすために、自ら改革に取り組まなければ
ならない。今の中国社会を見れば、それは習近平政権の使命と言える。

(終わり)


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