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2014/5/31 20:52
長崎県と対馬市は、対馬に博物館を新設し、申し出のあった市内の寺社や個人から文化財を預かる
計画を決めた。2012年に寺社から仏像2体が盗まれ、韓国に持ち込まれる事件が起きたため、管理を
厳重にする。
朝鮮半島や大陸との交易窓口だった対馬には渡来仏をはじめとする貴重な文化財が多く、国の重要
文化財に10件、県の有形文化財に26件が指定されている。しかし、過疎化で寺社や周囲の住宅が無人
になっている例が目立ち、防犯面は手薄だ。
博物館は、対馬市役所近くにある県立対馬歴史民俗資料館を建て替えて拡張整備し、19年度末まで
の完成を目指す。対馬各地で祭られてきた仏像などを集めて公開することで、観光や日韓交流の拠点
にする狙いもある。
現在の歴史民俗資料館は延べ床面積約千平方メートル。江戸時代の外交記録「対馬宗家文書」など
の保管を目的に1977年に建設された。
仏像盗難事件の後、資料館に文化財を預ける寺社も出ており、市担当者は「新博物館への寄託に
向け、所有者との話し合いを急ぎたい」と話す。〔共同〕
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