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【シンガポール=比護義則】
安倍晋三首相が30日、アジア安全保障会議(シャングリラ対話)で自身の靖国神社参拝について
「国のために戦った方に手を合わせる、冥福を祈るのは世界共通のリーダーの姿勢だ」などと語り、
会場が拍手に包まれる一幕があった。
講演後の質疑で、出席者の中国人男性が昨年の首相の靖国神社参拝について「先の大戦で日本軍に
中国人は殺された。その魂にどう説明するのか」と質問したのに答えた。
首相は「法を順守する日本をつくっていくことに誇りを感じている。ひたすら平和国家としての歩みを
進めてきたし、これからも歩みを進めていく。これは、はっきり宣言したい」とも述べた。
一方、小野寺五典(いつのり)防衛相は同会議の夕食会で、中国の王冠中・人民解放軍副総参謀長と
約5分間、会話した。
小野寺氏は、東シナ海上空で中国軍機が自衛隊機に異常接近した問題を踏まえ、海上での偶発的衝突の
防止に向けた連絡体制の早期運用に応じるよう求めた。王氏は「日中間のさまざまな問題が解決しないと難しい」
と答えた。
産経ニュース 2014.5.31 09:09
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