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平壌のマンション崩壊、死者は400人以上か
現場にはシート、周辺マンションの敷地で「謝罪ショー」
今月13日、北朝鮮の首都・平壌で発生した23階の高層マンション崩壊事故による死者が、
400人を上回っていることが22日までに伝えられた。北朝鮮当局は事故現場から残骸などを
早急に撤去し、衛星写真などに写されないよう偽装用のシートなどを設置していることも
分かった。
北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は22日「今回崩壊事故が発生した場所は、平壌市平川
区域アンサン1洞にあるチュンボクマンションだ」「平壌の現地ではこの事故で最低でも
400人以上が死亡し、死者が490人という見方もある」と明らかにした。この消息筋はさらに
「崩壊した時刻は午後5時から6時の間で、このマンションに住む学生の多くがすでに帰宅し
ており、また主婦や子ども、高齢者なども多くが事故に巻き込まれた」とも伝えた。
崩壊したチュンボクマンションはまだ完成前だったが、内装やインテリア以外は昨年11月
までに工事が終了したため、この頃から住民たちは入居を開始し、事故当日には92世帯が入居
していたという。その中には国家安全保衛部や人民保安部など北朝鮮政府機関の幹部や、平
川区域党や人民委員会の幹部も数多く含まれているようだ。また外貨稼ぎの担当者や市場の
商店主など富裕層も、3万ドル(現在のレートで約305万円)以上を支払って入居していたと
いう。別の消息筋は「北朝鮮当局は事故発生直後から大急ぎで謝罪した。これは入居者のほ
とんどが金正恩(キム・ジョンウン)政権を支える重要な人物だったからだ」と述べた。
今月18日付の労働新聞は、北朝鮮当局の幹部が住民に謝罪する様子を撮影した写真を公表
したが、これは崩壊したチュンボクマンションの近くにある別のマンションの敷地内だった
ことが確認された。上記の消息筋は「当局は住民たちを事故とは関係ない近くのマンション
に集め、謝罪する様子を演出した」と指摘した。また韓国統一部(省に相当)の当局者は
「事故現場を見せたくない意図があるようだ」とコメントした。
キム・ミョンソン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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