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■終戦時にやってきた米国人が、日本の少年の示した態度で感銘を受けたという逸話■
原爆が投下された長崎市の浦上川周辺の焼き場で、少年は亡くなった弟を背負い、
直立不動で火葬の順番を待っている。素足が痛々しい。オダネル氏はその姿を1995年
刊行の写真集「トランクの中の日本」(小学館発行)でこう回想している。
「焼き場に10歳くらいの少年がやってきた。小さな体はやせ細り、ぼろぼろの服を着て
はだしだった。少年の背中には2歳にもならない幼い男の子がくくりつけられていた。
(略)少年は焼き場のふちまで進むとそこで立ち止まる。わき上がる熱風にも動じない。
係員は背中の幼児を下ろし、足下の燃えさかる火の上に乗せた。(略)私は彼から目を
そらすことができなかった。少年は気を付けの姿勢で、じっと前を見つづけた。
私はカメラのファインダーを通して涙も出ないほどの悲しみに打ちひしがれた顔を見守った。
私は彼の肩を抱いてやりたかった。しかし声をかけることもできないまま、ただもう一度
シャッターを切った」
写真⇒URLリンク(blog.livedoor.jp)