14/04/19 19:06:03.33
>>1の続き
元幹部は「白狼」の異名を持つ張安楽氏(66)。台湾の国内外に勢力を張る三大組織の1つ
「竹聯幇(ちくれんばん)」の創設初期からのメンバーで、大物として知られる。
麻薬密輸などの罪で米国で服役するなど複数の犯罪に手を染め、1997年には、
組織犯罪防止条例違反などで台湾当局から指名手配を受けて中国に逃亡。
15年以上逃げ続け、昨年、帰国したいわくつきの人物だ。
「帰国してからは、政治活動を熱心に行い、『中華統一促進党』を立ち上げた。
ただ、中国と台湾の統一を目指す政治団体で、構成員には竹聯幇などの台湾マフィアの
構成員が名前を連ねている」(現地事情通)
張氏は、同党のメンバーら約400人を引き連れて、立法院まで行進。
マフィアならではの威圧感で立てこもりを続ける学生らを牽制した。
あくまで「自主的な行動」と強調する張氏だが、太子党(中国共産党官僚の子弟)の関係者は、
「彼のような台湾マフィアで、台湾国内で罪を犯して大陸に逃げ込む者は多い。
台湾政府から引き渡し要求があっても中国政府は応じない。資金と影響力を持つ彼らを利用するためだ。
引き渡す場合は、中国側の工作員として送り込むケースもあり、張氏の行動も中国政府の意を受けているのだろう」と話す。
中国は、領土紛争の最前線にも裏社会の人間を動員している。
中国事情に詳しい拓殖大学日本文化研究所客員教授の黄文雄氏は、
「中国政府が、台湾や香港、大陸系のマフィアと深い関係を築いているのは公然の秘密。
公安当局には彼らと結託している者が特に多く、非公式で政治活動を行わせる場合もある。
尖閣諸島周辺での違法操業や、日本の海上保安庁の巡視船への挑発などは、
ほとんど香港と台湾のマフィアが請け負っている。『尖閣活動家』を自称する者の中にも
多くのマフィアが紛れ込んでいる」と解説する。
覇権拡大のためなら手段を選ばない。それがモラルなき中国のセオリーなのだ。