14/04/19 12:42:19.19
※>>1の続きです。
■住宅価格に影響
政府の方針転換が住宅価格に与える影響も小さくない。
中国人約4万人が今後6年以内に住宅を購入すると見込まれ、
バンクーバー西郊など風光明媚(めいび)な地域では住宅価格が200万ドル
(約1億9000万円)に急騰していたが、「価格上昇はもう見込めない」(不動産業者)との
嘆きも漏れる。
一方、中国系以外の住民からは新方針に賛成の声が出ている。
8年前にカナダに移住したインド系のサム・フーダさん(50)は
「市内のマンションには空き室が多い。中国の富豪たちが購入したのに住まず、
貸し出そうとしているからだ。そんな中、私は日光もろくに入らない地下の部屋を借りている。
賃貸価格が早く下がればいい」と期待する。
11年の永住権申請者の86%を占めたという中国本土の人々に向ける香港系住民の
視線も厳しい。
9歳のころ、親と香港から移住した女性会社員のスージーさん(29)は
「本土の人々は香港に来ると子供に街中で平気で排泄(はいせつ)させるなど、
同じ中国系でも香港の人々とメンタリティーが違う。
永住権を取ろうとする本土の富豪の中には、汚職で金を得た人々も多くいるはずだ。
こうした人々とカナダで(同じ中国系として)ひとくくりにされるのは真っ平だ」と
冷たく突き放した。(カナダ西部バンクーバー 黒沢潤、写真も)
◇
在カナダの中国人
1850年代以降、西部地域のゴールドラッシュや、カナダ太平洋鉄道の建設にともない流入。
19世紀後半、人頭税が課され、1920年代には排斥を意図した中国人移民法が成立した。
カナダ政府は2006年に謝罪。中国系人口は百数十万人で、全体の3%強。
※以上です。