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日本と韓国が、共同で外国人観光客の誘致に乗り出すことが16日までに明らかになった。
日本政府観光局(JNTO)と韓国観光公社(KTO)が、
世界の旅行者向けに両国を訪ねるツアーを企画し、来年以降に実施する。
歴史認識などをめぐり緊張関係が続く両国だが、
共に五輪開催を控える国として協力関係を築く。減少傾向の両国間の観光客回復も目指す。
日韓両国は、昨年はともに外国人観光客数が1千万人を超えて前年比プラス。
いずれも2020年に2千万人突破を目標とするライバルだ。
だが、日本は20年に夏季の東京、韓国は18年に冬季の平昌と五輪開催を予定。
両国関係が悪化する中でも観光客を奪い合うばかりでなく、
協力して双方の観光資源を世界にアピールすることが目標達成へ得策と判断した。
まずは東京や京都、ソウルや平昌など日韓の見どころを歴訪するツアーを共同で企画し、
欧米や東南アジアなど世界中の旅行社に売り込む考え。平昌は日本でも人気のテレビドラマ『冬のソナタ』のロケ地だ。
KTOの担当者は「はるばる極東まで来てもらえるなら、五輪を控える日本と韓国を一緒に楽しんでほしい」と話す。
また、両国の外国人観光客は、相互の訪問客が多数を占める。
だが、昨年は両国の緊張関係を反映し、日本から韓国への旅行者は前年比マイナス22%の大幅減だった。
韓流ブームの失速もあり、女性客が激減した。韓国から日本へは前年比プラスを維持したが伸び率は縮小。
昨夏以降は福島原発の汚染水問題の影響で減少傾向にある。
こうした状況に危機感を抱くJNTOとKTOは日韓両国の観光客を取り戻すため、
今月以降に東京やソウルで観光セミナーを断続的に開く方針だ。
JNTOの担当者は「日韓とも知られていない観光地がまだある」と地方のPRに意気込んでいる。
ソース MSN産経 2014.3.16 11:55
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