14/03/15 12:34:23.09
何度考えてみても腑(ふ)に落ちない。12日にソウル市内で行われた韓国外交部(省に相当)の
趙太庸(チョ・テヨン)第1次官と日本外務省の斎木昭隆事務次官の次官級会談のことだ。
昨年7月以来、8カ月ぶりに行われた韓日高官会談だが、たった3時間で結論のないまま終わった。1泊2日の滞在を予定していた
斎木次官は夕食会をキャンセルして9時間の滞在で帰国した。「国内の事情」という説明に、韓国側は深く理由を問わなかった。その雰囲気は十分察しが付く。
斎木次官の訪韓は日本の突然の提案を韓国が受け入れて実現したものだ。米国から韓日関係改善要求があったが、
韓国政府も「もしかしたら解決策を用意してくるのだろうか」という期待が多少はあったようだ。
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の就任以来、韓国政府は対話の門戸を開いてきた。要求事項も一貫している。「侵略と植民地支配、
慰安婦の強制動員で韓国国民に苦痛を与えたことを認め、謝罪する」という村山・河野談話の中核となる精神を継承し、
慰安婦問題など歴史問題の早急な解決に真摯(しんし)に臨めということだ。
斎木次官はエリート外交官で、安倍晋三首相の信頼が厚い人物だという。安倍首相が韓日関係を解決する気になったというなら、
韓国の要求に誠意ある回答を持たせてから派遣するべきだった。しかし、ふたを開けてみたら中身がなかった。
斎木次官はとにかく首脳会談をしようという従来の見解を繰り返しただけだった。
昨年1年間にわたり安倍政権が示してきた巧妙な「二重の態度」が思い浮かぶ。安倍首相は頻繁に歴史問題で韓国を刺激する一方で、
事あるごとに「首脳会談をしよう」と主張してきた。多国間会議では朴大統領にストーカーのように付きまとってきた。
歴史問題にそれほど敏感でない米国では、そのたびに「日本は努力しているのに韓国はハードルが高い」という言葉も出た。
安倍首相が靖国神社を参拝していなかったら、ワシントンは「トラブルメーカーは韓国の方」と結論付けていただろう。
斎木次官の訪韓も、米国向けのアピールという「二重の態度」の一環だと見たら憶測になるのだろうか。
12日に斎木次官が飛行機でソウルに向かう前、日本の主な日刊紙は政府関係者の話として
「24-25日に核安全保障サミットが開催されるオランダ・ハーグで日米韓3カ国首脳会談を開くための調整に入る」と報じた。
韓国政府は「日本の姿勢に変化がなければどんな形であれ首脳会談は難しい」と主張したが、米国は「3カ国で話し合おう」という日本を嫌がるはずがなかった。
安倍首相は14日に参院予算委員会で「安倍内閣で(河野談話を)見直すことは考えていない」
「(村山談話など)歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と述べた。
韓国政府は「ひとまず評価する」としながらも「真実味があるかどうかは今後どのように『行動』するかに懸かっている」とした。
だが、安倍首相は河野談話を見直さないと言う一方で「歴史認識を政治・外交問題化してはならない」という微妙な表現も付け加えている。
もしかしたら日本は「努力する日本」と「強情な韓国」というイメージを作り上げようと「斎木次官訪韓」や
「安倍発言」を演出したのではないだろうか。こうした考えが憶測で済んでくれればいいのだが。
朝鮮日報日本語版 3月15日(土)12時24分配信
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