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<写真=ニューヨーク韓人父兄協会提供>
【ニューヨーク=ニューシス】世界最大規模を誇るニューヨーク自然博物館に描かれた露骨な日本
戦犯旗が俎上に上がった。ニューヨーク韓人父兄協会(共同会長チェ・ユンヒ、ラ・ジョンミ)は3日
「ニューヨーク、マンハッタンの自然博物館に日本戦犯旗(旭日旗)が描かれているのを見て大きな
衝撃を受けた。世界で最も有名な自然博物館の壁画を戦犯旗が飾っているとことはとうてい容認
できない」と指摘した。
日本戦犯旗は自然博物館のメインロビーに相当する円形ホール南側の壁に描かれている。超大
型恐竜化石が展示されたところで自然博物館で最も多く人々が行き来する所でもある。壁画は横
10メートル縦18メートルの大きさで合計3つの壁に描かれ、米国の第26代大統領セオドア・ルー
ズベルト(1858-1919)を追悼するため1935年ウィリアム・アンドリュー・マッケイが作ったもの。
日本戦犯旗は2012年2年間の保守作業を終えて一般に公開された南側壁画の右側下段に描か
れた。日本帝国主義軍人が銃剣を持っている上に戦犯旗が鮮明に描かれて韓人など東アジアの
歴史を知る観客らに鳥肌を立たせる。
壁画の内容はルーズベルト大統領の統治時代と業績を象徴的に表現したものだ。たとえば南側
の壁画は1909年退任後10カ月間アフリカ一帯を旅行した時、北側の壁画はパナマ運河建設を
各々描写している。問題の南側の壁画は1905年露・日戦争直後にポーツマス会談を斡旋した彼
の役割と時代背景を扱ったものだ。
20世紀始めの世相を反映した壁画という点で旭日旗と日本帝国主義軍人の姿は一見、自然だが
ニューヨーク韓人父兄協会は日本戦犯旗に対する無知がこのような結果に表れたという立場だ。
チェ・ユンヒ会長は「万が一、ナチ戦犯旗だったら自然博物館は絶対に壁画に描けなかっただろう。
今日でも同じだが米国人は、旭日旗がナチ旗と同じ戦犯旗という事実を認識できなかったために
出てきた」と指摘した。
特にルーズベルト大統領は在任中、日本の朝鮮支配を容認した桂-タフト密約を指示した張本人
でもある。もともと太平洋地域の平和を追求したが露・日戦争で日本が勝利するとすぐに朝鮮の
犠牲を代価にしてフィリピンを占領したのだ。
ニューヨーク韓人父兄協会は4日、会議を開いて自然博物館の戦犯旗壁画に対する声明書発表
とこれを早く除去するよう抗議公文書を発送する予定だ。しかし、ルーズベルトが米国の尊敬を受
ける歴代大統領の一人で、父親は自然博物館創設メンバーであり、博物館の発展に大きく寄与し
た点で容易ではない抗議になると予想される。博物館側が問題の壁画は歴史的なもので日本戦
犯旗を称賛するのではなく、当時の世相を反映したものと答える可能性が大きいからだ。
チェ・ユンヒ会長は「ここを訪れる数多くのアジアの観客の苦痛を考えなければならない。自然博
物館は特に多くの子供たちが体験学習する所でもある。日本戦犯旗が描かれた場所で子供たち
が何を習うのか？除去に先立ちこの旗がナチ戦犯旗と全く同じだという事実を博物館側が表示す
るよう要求する」と話した。
ノ・チャンヒョン特派員
ソース：ニューシス(韓国語) 「ニューヨーク自然博物館日戦犯旗壁画除去しなさい」ニューヨーク韓
国人父兄協会抗議書簡
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