14/02/28 16:37:21.63 pMx+gcPN
>>167
①放棄した請求権は戦争賠償についてのみであり、個人の請求権までは放棄していない。
(中国政府の見解)
②中国(China)との請求権問題は、個人の請求権放棄を明記したサンフランシスコ平和条約
を取り込んだ日華平和条約によって処理済み。これは政府承認変更の効果に関する国際法の
通説に基づいている。共同声明での宣言は確認的なものに過ぎない。
(国交正常化交渉時の日本政府の見解)
③日中共同声明における請求権処理は、サンフランシスコ平和条約の枠組みに従って行われた
ものであり、中国国民、個人の請求権も放棄されている。
(日本の判例URLﾘﾝｸ(www.courts.go.jp)の見解)
なお、国交正常化時に中共指導部が賠償問題に関して国内向けに説明した宣伝要綱には
・蒋介石政権はすでに賠償を放棄した。中国共産党の度量はこれより狭くてはいけない
・賠償問題で寛容な態度をとれば日本を(台湾よりも)我々に引き付けることができる
・賠償は最終的には日本人民の負担となり、日中友好の妨げになる
とあった(最後の点は日本側との交渉や会談でも賠償放棄の理由として挙げている)。